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2014新春の奈良Walking [奈良]

2014年、あけましておめでとうございます。
正月を過ごしたあと、奈良を訪れました。今回は、いつものコース+般若寺です。

近鉄奈良駅を出た時点で 8:30、正月でもあり朝食を食べるお店が思ったほどありませんでした。
少し歩いて、森のカフェ ひがしむきGardensでモーニングをいただきました。

さて、出発。まず、猿沢池へ
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少し青空も出ていたのですが、ちょっと暗めで寂しい感じです。

興福寺五重塔に挨拶し、春日大社一の鳥居を見て、鷺池へ。
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浮見堂です。ここでは陽が差してきていて、水面に映る六角形のお堂を見ることができました。
ライトアップの時も良いですが、朝の浮見堂も良いです。

浮見堂の浮かぶ池の湖畔に水琴窟があります。
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「洞水門」です。柄杓で水をすくって石の部分の流すと、音色が聞こえます。

春日大社表参道に戻り、黙々と進みます。長蛇の列かと思いましたが、あっけなく到着。
南門をくぐって、二礼、二拍、一礼でお参りしました。
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春日大社にお参りしたあとは、東大寺へ向かいます。
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若草山です。大きくてカメラにフレームに入りきりません。近すぎるのかな。
山焼きは1/25と出ていました。1月第4土曜日なのですね。

手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)の中を抜けると、いよいよ東大寺です。
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法華堂(三月堂)、東大寺で最も古い建築物であり、国宝です。

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二月堂、現在の建物は1669年の再建であり、国宝に指定されたのは、2005年だそうです。
ここでは、有名なお水取り(修二会)が行われます。
一度だけ見たことがありますが、激しく燃えるお松明が階段を上がり、本堂正面を走ったあと、お堂の下へ火の粉を撒き散らす姿は、圧巻でした。

そして、東大寺で最も好きな場所へ。
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東大寺の裏参道から見上げる二月堂、ここを訪れる度に見惚れます。

大仏殿には入らず、ご挨拶だけして次の目的地へ
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世界最大級の木造建築と言われる雄大さには無言の迫力を醸しだしています。

そして、本日の目的地へ、正倉院の脇を抜け、北側へ歩きます。
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般若寺は、住宅街のなかにありました。
国宝楼門は、飾り気なく道路脇に建っていて拍子抜けしました。
ずっと訪れたかったので、自分のなかで勝手なイメージが膨らみ過ぎたのかもしれません。

コスモスのお寺として有名ですが、1月に水仙がお寺全体に可憐な花を咲かしていました。
ここでポツポツと落ちてきてしまったので、東大寺には戻らず、バスで駅へ向かいました。
東大寺ミュージアムは、また次回。
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式年遷宮の伊勢神宮へ [神社]

2013年9月、式年遷宮で盛り上がる伊勢神宮を訪れました。

名古屋から近鉄の特急に乗り、快晴の伊勢市駅へ降り立ちました。早速、外宮へ。
やはりかなりの人でです。
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正宮にお参りしたあと、風宮、多賀宮、土宮をお参りしました。
外宮から内宮へはバスで移動しました。バスの運転手さんのアナウンスでは、前日(日曜日)は、内宮まで二時間半掛かったそうですが、この日は順調に内宮に到着することができました。
正宮です。
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内宮を訪れるのは三回目です。最初に訪れたのは大学生の時ですから、20年以上前です。いまお参りしている正宮のひとつ前の正宮だったことになります。
そして、新しい正宮。
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第62回神宮式年遷宮の遷御の儀が10月2日に皇大神宮(内宮)で執りおこなわれ、豊受大神宮(外宮)の遷御の儀も10月5日に執りおこなわれました。

神苑に設けられた特設舞台で、雅楽が演じられていました。
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この日の演目は 「振鉾(えんぶ)」、「蘭陵王(らんりょうおう)」、「納曽利(なそり)」、「長慶子(ちょうげいし)」で、写真は「振鉾」です。
雅楽を見るのははじめてだったので、とても新鮮でした。

おはらい町に寄りました。
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この日はとても暑く、赤福氷がとても美味しかった。食べられるのは9月いっぱいだったので、これもラッキーでした。
そして、やはりこれ食べないと。
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伊勢うどんと手こね寿司です。伊勢うどんの味の濃さにびっくりました。

この日の宿泊は、鳥羽でした。
翌朝、ホテルの部屋から見た日の出。
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そして、ホテルから海岸に降りたところです。
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清々しい気分を味わえた伊勢神宮への旅でした。
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箱根から見る富士山(初秋) [景色]

2013年9月、台風18号が通過した後、晴天が続きました。この天気ならばと、久しぶりに箱根へ出かけ、元箱根から芦ノ湖スカイラインへまわりました。

山伏峠から見る富士山
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ススキと富士山の組み合わせが秋を感じさせます。

杓子峠から見る富士山
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裾野まで見ることができます。

湖尻へ降りて、芦ノ湖畔の「シチューとカレーの店 湖亭」で食事をしたのち、大涌谷へ向かいました。
この日は平日でしたが、車が列になっていました。工事中かな?と思いましたが、本当に駐車場がいっぱいになっていました。休日はどうなってしまうのでしょうか?

大涌谷から見る富士山
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先ほど通ってきた芦ノ湖スカイラインの向こう側にそびえる富士山

大涌谷名物、黒たまごです。¥500/5個、バラ売りはしていません。
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外国人が、自分撮りのカメラを回しながら、皮を剥いて食べていました。
実は、剥くのが大変なくらい熱いのです。火傷しなかったでしょうか?

恩賜公園、弁天の鼻展望台から見る富士山
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芦ノ湖の向こう側に静かに佇む富士山が潔さを感じさせます。
湖の右側に白く見えるのは、小田急 山のホテルです。

9月の富士山は雪を冠っていません。
白い雪を被る時期に、また同じルートを回ってみたいと思います。
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PENTAX Q + 標準単焦点レンズ で撮る鎌倉 [古寺]

2013.9.16 台風18号の影響で新幹線が止まり、西への旅は中止となってしまいました。
翌日、台風一過の晴天になり、購入した PENTAX Qシリーズの単焦点レンズを確かめるべく鎌倉を訪れました。

北鎌倉で横須賀線を降り、最初に訪れたのは、東慶寺。
Twitterで「コスモスが咲いている」とのつぶやきがあったので、楽しみにして訪れましたが、ちょっとさびしい状況でした。そのなかの一輪。
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次に訪れたのは、浄智寺。鎌倉五山、第四位です。
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山門と緑のカーテンが美しい。

建長寺方向へ向かい、長寿寺のところを曲がり、亀ヶ谷坂へ。
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長寿寺の本堂です。脇の門から撮影しました。拝観できる日は、本堂の縁側から庭を眺めると落ち着きます。足利尊氏の墓があります。

亀ヶ谷坂を下り、JRのガードをくぐって進むと海蔵寺にたどり着きます。
萩が有名ですが、まだ開花前でした。境内では、フヨウが咲いていました。
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海蔵寺の境内は静かです。しばらく日影で風に吹かれていました。心地よい。

鎌倉駅に向かう途中に英勝寺があります。
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これは平成23年に復興された山門です。間近で見るのははじめてです。

鎌倉五山、第三位。寿福寺です。
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参道の緑は、いつ見ても癒やされます。

最後は、鶴ヶ岡八幡宮です。
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太鼓橋越しに見た八幡宮

秋の気配がする爽やかな鎌倉巡りでした。
単焦点レンズ STANDARD PRIME の写りも満足です。
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大山千枚田 [景色]

2013年の夏も終わりそうな9月第一週に千葉の大山千枚田を訪れました。

大山千枚田は房総半島の先端近くにあり、神奈川からアプローチするには、東京湾フェリーが近道です。
横須賀線の終点久里浜駅から徒歩15分くらいで久里浜港に付きます。
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久里浜→金谷は、約40分です。金谷港から見た海。
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出てきた久里浜港が見えます。

久里浜港からは、鴨川日東バスに乗ります。
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大山千枚田に近いバス停「釜沼」までは、30分ちょっとです(9:40→10:14)。

釜沼のバス停からとことこと坂道を登っていきます。しばらく行くとトンネルがあり、さらに進んでいくと路駐している車が現れ、目的地が近いことが感じられます。

大山千枚田到着!
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すでに刈り取りが始まっていました。
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オーナー制度がとられており、家族連れで稲刈りをしている姿がたくさんみられました。
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こどもが小さけいときであれば、申し込んでも良かったなと思いました。
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少し裏側へ行った棚田です。
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日差しは厳しいですが、日影で風に吹かれていると、のどかで心洗われます。

次の機会があれば、水がはられた春に訪れたいと思いました。
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岩村、古い街並みと山城 [城]

お盆過ぎ、猛暑が続く中、以前から気になっていた岩村を訪れました。
前日の天気予報は曇、山城には晴天が似合うからなぁ、天気が悪かったら京都へ行くかな?と迷いながら出発。名古屋の手前で晴れもできそうな天気予報となったので、岩村行きを決心。
名古屋から中央線で恵那へ。恵那駅から明知鉄道に乗り換えます。
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終点は、明「智」駅ですが、明「知」鉄道なんですね。
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恵那駅を出発すると、ディーゼル車が急勾配をどんどん登っていき、約30分で、岩村駅に到着します。
恵那駅 標高270m
岩村駅 標高506m
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この写真は帰りに撮りましたが、見えているのが恵那から到着するホームです。上りと下りのホームが随分離れています。

岩村駅から古い街並みまでは、5分くらいです。
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奈良井宿と同じように電柱がなく、電線は地中にはいってます。江戸時代に岩村藩の城下町として栄えたそうです。

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岩村のカステーラは、長崎で蘭学を学んでいた岩村藩の医者・神谷雲沢が持ち込んだそうです。
この「かめや」と「松浦軒」が有名なようです。

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岩村醸造です。遠山氏最後の城主遠山景任の死後、夫人が城主となり、織田と武田の争いのなか複雑な経過があったようです。

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なまこ壁です。平らな瓦を斜めに貼り付け、継ぎ目を漆喰で固めた壁をなまこ壁と言うそうです。
名前は知っていましたが、本物を間近でみたのははじめてです。

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木村邸の中庭です。木村家は江戸時代の問屋だそうです。この裏がなまこ壁です。

古い街並みを見た後は、いよいよ山城へ!
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ここから頂上まで800mぐらいでしょうか?、が、坂がキツイ!、幾重にも曲がりくねった山道を黙々と登ります。途中に地図が掲示され、頂上までの距離が示されているので、どこまで来ているかはわかり、終わりなき道よりは良いのですが、青空も広がり、暑いです!
暗い山道から抜け、平坦は道を進むと大きな石垣が現れ、目的地が迫っていることがわかります。
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本丸虎口の石段、六段壁と呼ばれています。

本丸からの景色
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風が爽やかです。懸念した天気も青空に恵まれ、暑いけど、登り切ったあとの爽快感が格別です。
岩村城の標高は721mですので、200mくらい登ってきたことになります。
木村邸で伺った話では、最も標高が高い城だそうです。
そして、岩村城、備中松山城(岡山県高梁市)、大和高取城(奈良県高取町)が三大山城と呼ばれ、日本三大山城サミットが開催されているそうです。

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訪れた証です。で、気持よく天守を歩きまわって、下を見ると・・・・・
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駐車場がある!、そうか車の人は、天守の真下まで来られるのか。
ちょっと拍子抜けしましたが、あの山道を上がってきたので、山城を実感し、景色に感動できたと、思いながら山を降りました。

山を降りたあとは、農村部のほうを散策しました。
古い街並みを外れてすぐに、立派な山門がありました。
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久昌山 盛巌寺 ( せいがんじ )。通り過ぎようとすると、気になるピンク色が。
山門をくぐって境内にはいると、
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素晴らしい蓮の花を見ることができました。この夏は蓮の花が見られなくて、今年はダメかなと思っていたので、とても嬉しかったです。

地図を見ながら国道を歩いていくと、「眺望」の文字がありました。
眺望というからには、高い場所に。想像通り「坂道」を登って行きます。
坂を登りきるとロータリーがあり、幾つもの表示がありましたが「眺望」までの距離表示がない。
どこかに展望台があるのかな?と思いながら、矢印の方向へ進みました。
あれ、下り坂になってる。心配になって、ベランダに出ておられた住人の方に「眺望はどこでしょうか?」と聞くと、「ここ一体がそうです。展望台のようなポイントはありません」と教えてくださいました。
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田んぼの脇に腰を降ろして風に吹かれながら、ゆれる稲穂を眺めるゆったり感。シ・ア・ワ・セを感じました。
あまりにのどかなので、予定の電車を一本遅らせて、眺望を楽しみました。

お住まいの方は、仕事に区切りがついたのを機会に、この眺望を毎日見たくて、ここへ引っ越してきたとのことです。
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四国から山陽へ [景色]

室戸岬、足摺岬と四万十川を巡り、四国旅行二日目の夜は、松山に泊まりました。
翌朝は、伊予鉄道高浜線で三津港へ向かいます。
大手町駅そばの交差点です。高浜線と路面電車が交差します。ちょっと珍しいと思います。
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大手町駅から三津駅まで10分ちょっと、三津駅から三津浜港までは徒歩で15分くらいです。
そして、三津浜港から防予フェリーで山口の柳井港へ渡ります。

おれんじじゅぴたー
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9/30までは、特別割引で、¥3,500のところが¥3,000でした。
三津浜港 7:20 → 9:50 柳井港 のダイヤですから、二時間半の船旅です。
船内はこんな感じです。

航路の半分は周防大島を見ながら進みます。
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twitterで、「宮本常一がよく登っていた白木山からの眺めが四国、九州、本土と俯瞰できます」と教えて頂いたので、次回は周防大島に上陸したいと思います。かなり期待できそうです。
柳井港の入港する前に、周防大橋をくぐります。
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このブログでも何度か触れて来ましたが、橋は五重塔とともツボです。快晴となり、青空を見上げながら、橋をくぐるときに爽快な気分を味わいました。

柳井港から、JRの柳井港駅まで5分掛かりません。
柳井港駅のホーム。
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映画に出てきそうなのどかな景色。さらにリッラクスタイムです。旅の途中で、景色を見ながら、ぼーっとしている瞬間はかなり幸せです。

JRで西にひと駅移動すると、本日の目的地、柳井の街です。白壁の街として有名であり、twitterでフォローしている方が柳井出身で、いろいろ伺っていたので訪れてみました。

白壁の街並み
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金魚ちょうちん祭りを控え、金魚ちょうちんが街中に飾られていました。
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しばらく街を散策し、楽しみにしていた”むろやの園”へ。
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ガーン!!、なんで水曜日がおやすみなの!、想定外であります。かなりショックでしたが、青空泳ぐ金魚たちに癒されました。
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周防大島とともに、また来ないといけません!

柳井から瀬戸内海を眺めながらのんびりと東に向かい、尾道で途中下車しました。
尾道は何度か訪れたことがあるのですが、まず尾道ラーメンを、駅ビルの”たに”でいただきました。
さて、真夏の日差しの中、無謀な坂道の散策に出発です。観光案内図に従い、お寺を巡って行きます。

天寧寺の三重塔
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遠くに、向島へ渡る尾道大橋が見えています。またツボ!
この時点で、額を何本もの汗が滴っており、すれ違った人、怖いだろうな状態です。暑い!

ここからは、順路終点の浄土寺へ向け、黙々と、汗ダラダラと歩きました。
そして、目的地、浄土寺。ここまで来るのははじめてです。
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この本堂は国宝です。

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多宝塔も国宝です。

Tシャツはびっしょり。帰りは、線路をくぐって太い道沿いに戻ったのですが、飲み物の自販機がない!
美観地区でないのかな?、やっと見つけた自販機で、まずビタミン系のボトルを一気飲み、これで生き返ります。駅に戻って、お茶を買い、電車に乗りました。あー、暑い!、夏だからね。
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四国巡り(2) [橋]

四国巡り二日目は、高知から早朝のJR土讃線でスタートしました。
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早朝の駅、雲はありますが、青空も見え始めています。
この日の目的地は、四万十川の沈下橋と足摺岬です。どちらも天気が気になります。
窪川からは、土佐くろしお鉄道に乗ります。くろしお鉄道の改札で中村までの切符を購入しようとすると、「こちらがお得ですよ」と1日乗車券を教えてくれました。
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これはお得です。さて、くろしお鉄道の車両は、こんな感じです。
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予讃線と別れたあとは軽快に西に進み、途中から海岸を走ります。くろしお鉄道に乗車する機会があれば、中村に向かって左側の席をお勧めします。このあたりで鯨を見ることができるようです。
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穏やかな景色を眺めながら、のんびりとした気分になり、乗っているだけで癒されてきます。

約1時間で中村駅に到着。ここからはレンタカーです。
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レンタカー屋で手続きをしたあと、「どちらへ行かれますか?」とお姉さんの質問。
「四万十川を江川崎の駅まで行こうと思います」
「途中からスレ違いできないくらい道が狭いですよ」
「・・・・」
「随分事故も起きています」
「わかりました。行ってみて考えます」
「足摺岬の方にも行きますか」
「はい」
「灯台までは1時間半くらいです。海岸沿いの道はすれ違えないくらい狭いので避けて、まんなかの道を進んでください」
とアドバイス(警告)をいただきました。

以前、四万十を訪れたときは、江川崎の駅でレンタルサイクルを借りて、半家周辺の沈下橋をめぐったので、その隣まで行きたいと思っていました。
さあ、スタート。自分の車にカーナビがついていないので、使い方がよくわからん!、まず佐田の沈下橋に行きたいが、目的地が入力できない。しばらく格闘したが、諦めて観光案内図をたよりに自力走行開始。

<1> 佐田沈下橋
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有名なのでかなり期待していたのですが、橋桁にまかれた青いカバーが雰囲気ぶち壊し!というのが正直な印象でした。

<2> 三里沈下橋
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ここは静かな雰囲気です。橋の上は、こんな感じです。
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実は、佐田沈下橋から三里沈下橋に来る道は、生きた心地がしない道でした。
佐田沈下橋のそばには大型バスも入れる駐車場があり、道路もセンターラインがある太い道です。ここから上流に向かって走ったのですが、あっというまに道が狭くなり、日沿いのグニャグニャ道に。そして、カーブの影から大型ダンプが現れました。慣れないレンタカーに冷や汗を流しながらなんとかバックしてスレ違いました。「怖かった」を声が出てしまいました。これが、レンタカー屋で言われた「すれ違えない、事故が起きる道路」の雰囲気なんだなと理解して、岩間沈下橋以降の上流へ向かうことは諦めました。

<3> 高瀬沈下橋
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ここは、車で渡ってみました。幅は十分なのですが、欄干がないので、怖いです。早く渡り切りたいと焦ります。

<4> 勝間沈下橋
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写真の通り、コンクリートミキサー車が豪快に渡っていきました。完全に生活道路です。
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風に吹かれながら、四万十の穏やかな流れを見て、のんびりした気分を味わいました。
ただし、沈下橋には自転車のほうが合いますね。車でせわしなく回るのは、似合わないように感じました。

さて、次は足摺岬へ。カーナビも足摺岬は簡単にロックします。ナビに従い、地元のダンプの後ろについて、黙々と走り、沈下橋から約1時間半で足摺岬に到着!
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青空も広がり、前日の室戸岬でのフラストレーションを一気に開放しました。
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海が青い!、紺色!、これが太平洋だという感じです。来てよかった。
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前日は、室戸岬灯台のそばに最御崎寺がありました。四国霊場八十八ヶ所、第二十四番札所です。

足摺岬灯台のそばにあるのは、四国霊場八十八ヶ所、第三十八番札所 金剛福寺。
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本堂です。境内でのんびりしたかったのですが、残り時間に限りがあり、一路、中村へ戻りました。
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四国巡り(1) [景色]

2013年の夏は、四国へ旅しました。
前回は、高松から入り、大歩危・小歩危、祖谷のかずら橋、四万十川を土讃線、予讃線に沿ってまわりましたが、今回は、四国を代表する岬(灯台)を回ることにしました。

四国へは、大阪から高速バスを使い徳島から入りました。
バスは、淡路島を通ります。天気が良ければ、明石海峡大橋、鳴門大橋と海峡を眺められるはず・・・・でした。残念ながら曇り空で、青い空、白い橋、青い海を見ることはできませんでした。またの機会を期待して。
大阪から徳島駅までは、¥2880(早割)でした。

徳島から行き止まりのJR牟岐線に乗ります。約2時間で海部駅に到着。
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左側がJR、右側が阿佐海岸鉄道阿佐東線の車両です。海部駅から二駅で甲浦(かんのうら)駅に到着します。ここからは、路線バス(高知県東部交通)で室戸岬を目指します。予定では、青い空と海の車窓を・・・・、残念、曇り空。
室戸岬に到着し、バス停で降りたのは私だけ。実は、「室戸岬」と言われ、降車ボタンを押したときはバス停を通過していたのです。運転者さんが、「(車内放送の)ボタン押すのが遅かったね、バックするから」と言い、下がってくれました。
海岸の景色
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この地域は、室戸ジオパークになっています。
ダービーダイト層
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降り積もった砂と泥が、堆積した後回転してできたそうです。

北側を振り返ると、
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山の上に、小さく見えているのが「灯台」です。ありゃ、あそこまで行かないといけないの??、想定外。

遊歩道を進み、地図にある灯台へつづく道の入口に来ました。
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下にある「へんろ道」。これが曲者です。入口はセメントで固まっていますが、少し入ると山道に。これがへんろ道でした。あっという間に息が上がり、だらだらと汗が流れます。あまり時間を取るとバスに間に合わない。義務感で階段を登ります。那智の大門坂、宮島の弥山を思い出す苦行です。

やっとのことで明るいところに出るとお寺(四国八十八ヵ所霊場の第24番札所である最御崎寺)がありました。
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ほっとしつつ、「あれっ!、灯台じゃない。お寺に来ちゃった?」と焦りましたが、境内で腰を降すので精一杯。

落ち着いたところで、周囲の様子を探ると、少し下ったところに灯台ありました!
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灯台の中には入れず、眺めるだけです。観光施設ではないので当然かなと思いますが。
へんろ道を戻り、中岡慎太郎像の下で、風に吹かれてバスを待ちました。
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なんという花でしょうか。

再びバスに乗り、奈半利駅を目指します。生活路線なので、街々をきめ細かに回りながら進みます。奈半利駅は、土佐くろしお鉄道阿佐線(愛称:ごめん・なはり線)の終着駅です。鉄道とバスで一筆書きがつながりました。
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阪神タイガースの装飾を施された車両。キャンプを通じて、球団と町が繋がっているのですね。
奈半利、御免を走り、そのままJR路線に入り、高知駅に到着。

高知に来たので「はりまや橋」を見に行きました。
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ちっちゃ!というのが第一印象です。江戸時代に川を挟んで商売を行っていた「播磨屋」と「櫃屋」が往来のため私設の橋を架けたことが「はりまや橋」の由来との説明が書いてありました。

初日はここまです。明日の天気が好転することを願い、早めに就寝しました。
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上高地散策 [景色]

ご無沙汰しておりました。約一年ぶりのブログ更新です。
久々に上高地へ行き、変わらぬ美しさ、爽快さを満喫してきました。

松本駅 4:45発の臨時電車に乗って新島々へ向かいました。
新島々で上高地へのバスに乗り換えて約1時間です。
松本から上高地往復で¥4,400(割引)です。新島々で乗り換えるときに購入できます。

上高地へ入って最初の停留所が「大正池」です。
帰りのバスは混み合うので、河童橋そばのバスターミナルでほぼいっぱいになってしまいます。散策の終点を河童橋にするため、大正池で下車です。

大正池
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大正時代に焼岳が噴火して梓川をせき止めてできた池です。立ち枯れの木はもっと多かったそうですが、幻想的な景色です。その池をカモが優雅に泳いでいました。
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上流側へ歩き、大正池の北側から見た焼岳です。
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このころから雲が取れ青空が見えてきました。しかし!、震えるほどの寒さでした。訪れる場合は、防寒着をお忘れなく。

木々の露が陽の光を受け、不思議な世界を演出しています。
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反対側に行って見ると、普通の木ですww。

田代池
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上高地は、とにかく水が透明です。
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散策路をちょっとそれて行くので、お見逃しなく。

森の中の散策路
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全域整備されているので、とても歩きやすいです。
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上高地帝国ホテルです。散策路から脇へ入って”見て”来ました。
泊まってみたいですが、家族で泊まると・・・・

散策路に戻って、
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英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)です。日本各地の名峰を制覇し、上高地の魅力を広く伝えた方です。我々がこの素晴らしい世界を堪能できるのも、ウェストン氏のおかげです。感謝。

そして、いよいよ上高地のシンボル、河童橋です。
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10年以上前に、ここで家族で撮った写真がいまでもリビングに飾ってあります。
ここでバスターミナルに向かい、整理券をもらいます。9時過ぎだったので、明神池までの往復時間を見て、12:40のバスを選びましたが、19番でした。

さあ、河童橋から上流の散策に向かいます。行きは梓川の右岸、林の中を進みます。
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アニメに出てきそうな大きな木がありました。
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森の中から梓川に向かい流れる川。豊富な水量で、豪快な水音を立てて流れています。

河童橋から約3km歩くと、明神池に付きます。
湖畔に穂高神社奥の宮が鎮座し、池に入るのに¥300必要です。池は、一之池と二之池からなっています。
一之池
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広く静かな池です。
二之池
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ちょっと京都の庭を思わせる不思議な景観です。すべて自然のままなのでしょうか?

明神橋
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帰りは、左岸を歩きました。途中で猿出現、20匹以上は見ました。
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人を恐れることなく、周囲を走り回ります。

河童橋に戻るころには、快晴となっていました。
河童橋の少し上流です。
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空の青、山の緑、透明な水、そして澄んだ空気。私には、これこそ上高地です。
そして、天気に恵まれ、この世界に浸ることができ、幸せを感じた1日(半日)でした。
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