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2014新春の奈良Walking [奈良]

2014年、あけましておめでとうございます。
正月を過ごしたあと、奈良を訪れました。今回は、いつものコース+般若寺です。

近鉄奈良駅を出た時点で 8:30、正月でもあり朝食を食べるお店が思ったほどありませんでした。
少し歩いて、森のカフェ ひがしむきGardensでモーニングをいただきました。

さて、出発。まず、猿沢池へ
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少し青空も出ていたのですが、ちょっと暗めで寂しい感じです。

興福寺五重塔に挨拶し、春日大社一の鳥居を見て、鷺池へ。
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浮見堂です。ここでは陽が差してきていて、水面に映る六角形のお堂を見ることができました。
ライトアップの時も良いですが、朝の浮見堂も良いです。

浮見堂の浮かぶ池の湖畔に水琴窟があります。
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「洞水門」です。柄杓で水をすくって石の部分の流すと、音色が聞こえます。

春日大社表参道に戻り、黙々と進みます。長蛇の列かと思いましたが、あっけなく到着。
南門をくぐって、二礼、二拍、一礼でお参りしました。
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春日大社にお参りしたあとは、東大寺へ向かいます。
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若草山です。大きくてカメラにフレームに入りきりません。近すぎるのかな。
山焼きは1/25と出ていました。1月第4土曜日なのですね。

手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)の中を抜けると、いよいよ東大寺です。
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法華堂(三月堂)、東大寺で最も古い建築物であり、国宝です。

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二月堂、現在の建物は1669年の再建であり、国宝に指定されたのは、2005年だそうです。
ここでは、有名なお水取り(修二会)が行われます。
一度だけ見たことがありますが、激しく燃えるお松明が階段を上がり、本堂正面を走ったあと、お堂の下へ火の粉を撒き散らす姿は、圧巻でした。

そして、東大寺で最も好きな場所へ。
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東大寺の裏参道から見上げる二月堂、ここを訪れる度に見惚れます。

大仏殿には入らず、ご挨拶だけして次の目的地へ
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世界最大級の木造建築と言われる雄大さには無言の迫力を醸しだしています。

そして、本日の目的地へ、正倉院の脇を抜け、北側へ歩きます。
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般若寺は、住宅街のなかにありました。
国宝楼門は、飾り気なく道路脇に建っていて拍子抜けしました。
ずっと訪れたかったので、自分のなかで勝手なイメージが膨らみ過ぎたのかもしれません。

コスモスのお寺として有名ですが、1月に水仙がお寺全体に可憐な花を咲かしていました。
ここでポツポツと落ちてきてしまったので、東大寺には戻らず、バスで駅へ向かいました。
東大寺ミュージアムは、また次回。
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春の奈良の旅 [奈良]

ことし(2012年)の春は桜が遅めでしたが、蔵王権現特別開帳もあり、4/7,8で奈良を訪れました。
京都から近鉄で吉野へ、事前に桜の開花状況は調べてあったが、.....ロープウェーから見える視界に桜なし。
桜は以前満開の時に訪れているので、頭を切り替えて金峰山寺へ。

仁王門大修理勧進 秘仏本尊 特別ご開帳 3/31~6/7
蔵王堂です。
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この中に青い権現様が三体おられます。
開かれた扉の前にゆっくり座って拝めるスペースが用意されており、静かに対面することができました。

お堂を出て、振り返ったところです。
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このあと、大日寺、喜蔵院、竹林院、桜本坊をまわり、前回行かれなかった如意輪寺を訪れました。
地図に従って、一般車道をしばらく進み、道間違えたと思うころ到着しました。
本堂をお参りしたあと、庫裡の奥にある多宝塔に行きました。
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ここでも枝垂れ桜が咲いておらず残念でしたが、落ち着いて雰囲気を味わいました。

この日の夜は大坂で大学の同級生と会うこと以外は予定を決めていなかったので、天気と経路検索で、和歌山周りで大坂へ向かうことにしました。目的地は、西国第三番札所 粉河寺。

中門です。
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「風猛山」の扁額は、紀州徳川十代藩主、治宝候の直筆と、粉河寺のHPに書いてありました。
中門の手前から本堂を見たところ、桜が満開です。
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吉野の残念は吹っ飛びました。
そして、本堂、手前に粉河寺庭園(桃山時代)を配しています。
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青空が広がり、最高の風景です。お堂と桜と青空、この上ない絶景です。

この夜は大坂(天満)で火鍋をつつき、昔話に花が咲きました。
翌朝は、再び奈良へ。

まずはtwitterで話題になっていた氷室神社へ。
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東大寺へ向かうたびに何度も前を通っていたはずですが、初めて訪れます。ごめんなさい。

そして、奈良公園一帯を満喫しました。

東大寺大仏殿
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二月堂
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二月堂から東大寺で一番好きな裏参道をおります。
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仏教美術資料研究センター
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ライトアップの時に何度か訪れていますが、桜も似合います。

浮見堂
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桜は、まだという感じでした。
水琴窟の音を聞いて、この日の目的地を目指しました。

途中、新薬師寺のそばで、おたいまつ(修二会)が4/8の夜に行われることをはじめて知りました。来年以降、是非来ようと思いつつ、更に足を進めました。

この日の目的地
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高円山 白毫寺です。
奈良公園から少し距離があるので、なかなか訪れる機会がありませんでした。
高台の上にあり、遠くに興福寺の五重塔、東大寺の大仏殿が見えます。
静かな落ち着いた境内でのんびりし、甘茶をいただきました。

天候に恵まれ、桜の奈良を満喫しました。

京都に戻る途中、僅かな時間でしたが、伏見稲荷を訪れました。
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氷室神社と同じく、前を何度も通り過ぎてしまいました。ごめんさない。

帰り際に、桜花舞をみることができました。
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来年は、新薬師寺の修二会に行こうと思います。
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紅葉を求めて奈良 [奈良]

ここ2年、正倉院展の時期(11月初旬)に奈良を訪れていましたが、紅葉には早すぎます。
ことしは正倉院展に行かれなかったこともあり、11月下旬に奈良を訪れました。

早朝の京都から近鉄で桜井へ向かい、桜井駅からバスで談山神社へ。
桜井駅前にレンタルサイクルを発見、今回行かれない聖林寺、安倍文殊院は次回チャリで行こうと。

約25分で到着した駐車場からは神社は見えません。
下る側の道を進み正面入り口へ。鳥居をくぐり階段を登ると本殿に出ます。

そして、十三重塔が現れました。
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良く見る写真は下から見上げる構図だったので、少し違和感がありましたが、塔好きとしてたまりません。
権殿の階段を降りて、けまりの庭から見上げると、あの構図がありました。

つづいて訪れたのは、長谷寺です。近鉄長谷寺駅から徒歩で15分ほどです。
回廊を上がり、本堂から見た五重塔。
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ことしは紅葉がいまひとつのようですが、月曜日で人が少なかったこともあり、きれいな景色を見ることができました。

3つめは、室生寺へ。
本堂
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緑、黄色、赤のグラデーションがきれいでした。
本堂まえの池を挟んだベンチでしばらく眺めていました。

本堂の脇の階段を上がると、五重塔があります。
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はじめて訪れたときに感動しましたが、今回は紅葉の脇役です。

もうひとつの目玉、特別拝観。
金堂諸仏 国宝 釈迦如来像 十一面観音像。十二神将。
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特別拝観のおまけ
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これは、嬉しいお土産でした。
十二神将を数えると10体しかない。奈良の国立博物館へお出かけのようです。

室生寺は独特の凛とした空気が流れていると思います。土門拳が愛した気持ちが少し分かるような。

京都に戻るまで少し時間があるので、途中の「西の京」で降りて大好きな唐招提寺へ急ぎました。
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いつ見ても心が穏やかになります。

講堂を拝観していたときに、「宝物館がもうすぐ閉まりますよ」とお寺の方が声を掛けてくれました。
急いで宝物館へ行くと、仏様とともに鴟尾(しび)が飾ってありました。
ひとつは創建当時のもので、ガラスケースもなく、間近で見ることができました。
以外な出会いに得した気分になりました。

京都へ戻り、閉まりかけていた観光案内所で夜間拝観のチラシをもらいました。
有名どころは、永観堂や清水寺ですが、南禅寺の天授庵が目にとまりました。

天授庵夜間拝観
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比較的すいていて、お庭の雰囲気を楽しむことができました。
ここも、以外なスポットで、嬉しかったですね。

帰りは、しばらく歩いてみようと、青蓮院、知恩院(前日で夜間拝観おわりひっそりしていました)、高台寺の前を通って清水まで行きました。途中、松栄堂でお香の入門セットを買いました。
清水寺の前でUターンして、茶わん坂を降りてバスに乗るつもりでしたが、地図を見ると少し進むと智積院がありそうな雰囲気。もうちょっと行ってみるかと歩き、結局京都駅まで歩いて帰ってきました。
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約9kmでしたが、夜の京都を満喫しました。

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ライトアッププロムナードなら2011 [奈良]

2011.9 京都を訪れました。
寺社の拝観は概ね4:30~17:00で終了し、古都の夜は長いので、ライトアップを行っている奈良へ向かいました。
イベントは9/25まで、訪れたのは9/24。夜は肌寒く、そろそろイベントが終わりになるのを実感しました。

実は、奈良のライトアップは以前に訪れていて、このブログにも書きました。
http://moonlight-jpn.blog.so-net.ne.jp/2011-01-16
今回は、前回訪れられなかったところも廻りました。

最初に訪れたのは、春日大社一の鳥居
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鳥居の前をひっきりなしに車が通るので苦労しましたが、幻想的な佇まいです。
左側の燈籠が欠けているのは、信号が入ってしまうからです。

そのあと、坂を下り鷺池に向かいました。池の湖畔でトランペットの練習をしている人がいました。
鷺池に浮かぶのが浮見堂です。
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浮見堂へ向かう途中、暗闇に動く動物に出会い、犬の散歩かと思いましたが、飼い主がいない。
かなりの大型犬に見えたじろぎましたが、すぐに正体がわかりました。鹿でした。ホッとしました。

浮見堂から山を上がり、東大寺へと向かいました。
すると女性の歌声が聞こえます。こちらでは歌の練習をしているのか思いましたが、ライトアップポイントのひとつ仏教美術資料研究センターで音楽会をやっていました。
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いよいよ東大寺です。人はまばらで静かです。
昼はにぎやかなお土産屋さんもシャッターを降ろしています。

大華厳寺の書を頂く、南大門
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なんとか大仏殿の鴟尾(しび)を収めることができました。
写真を撮ることだけ考えると、大仏殿側から照らす投光機をもう少し両脇へずらして頂けると嬉しいなと思いましたが、きっといろいろな理由があるのでしょう。

南大門の両脇に控えるのが、金剛力士像です。
阿形像
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吽形像
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ライトアップで美しく浮かび上がる姿に見とれます。
この金剛力士像がライトアップのハイライトではないでしょうか?
網に覆われた昼とは違う姿を見せ、命を吹き込まれたようです。

南大門を潜ると、いよいよ大仏殿。
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格子の隙間から撮影したため三脚を使わず撮影したのでぼけてしまいました。
窓が空いて大仏様のお顔が拝めるお正月に来てみようかと思わされます。

中門の両脇にも仏像があることを、今回初めて意識しました。
多門天と持国天。
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勝手言わせてもらえれば、もう少し照明に位置が変わるとフレームに入らないんですが(笑)。贅沢ですね。

奈良国立博物館なら仏像館(本館)
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いまは展示変えで休館中との表示が出ていました。

興福寺 五重塔
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覆いがあって見えませんでしたが、中金堂の再建も進んでいるようです。
大伽藍が現れる日が楽しみです。

薬師寺は場所が離れているので、東塔の修復が始まるので来年は見られないのでしょうか?
東塔の修復が終わる平成30年を楽しみに。
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吉野の桜 [奈良]

桜の季節です。2年前(2009年)の春に、念願の千本桜を見に吉野へ行きました。
八時過ぎに京都を出発。橿原神宮前で乗り換えて、吉野に着いたのは10時半でした。
千本口駅からケーブルに乗って、いよいよ吉野の山へ。


金峯山寺蔵王堂 世界遺産
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東大寺大仏殿につぐ大きさの木造建築だそうです。
蔵王権現像、青い権現様が見られると楽しみにしていたのですが、いつでも見られるわけではないのですね。
檜皮葺きの屋根と青空、桜の桃色が気持よいです。


八角形の三重塔・南朝妙法殿
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後醍醐天皇の南朝跡地に、昭和38年に建てられたそうです。


東南院
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多宝塔が美しい。


上千本の桜

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山全体が桜に覆われ、ほかでは見ることができない絶景です。

さぁ、いよいよ山登りです。

途中、思わず膝に手を当ててしまう、かなりきつい坂もあります。

桜の木を見ながら、もくもくと山道を上がっていきます。修行ですな。

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吉野水分神社 世界遺産

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桃山時代の社殿だそうです。


そして、吉野山全景が見えます。

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遠くに小さく蔵王堂が見えます。
ここまで歩いてきたと、ちょっと感動もあって、素晴らしい景気です。

この日は平日だったのですが、土日は凄い人なのだろうと思いました。
また、山には、バスの集合を知らせる放送がずっと流れていました。
きっと桜に誘われて、戻れない遠くまで行ってしまった人がいっぱいいたのでしょう。

また行きたいですね。青い権現様も見たい。






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東大寺二月堂のお松明 [奈良]

「東大寺のお水取り」は有名です。
そのため、とても混雑して自分の目で見るのは不可能だろうと思っていました。

ところが調べてみると、お松明は、3/1~3/14の間見ることができるのです。
そのなかでも3/12のお水取りの日は特に混雑するそうです。

私が東大寺を訪れたのは 2008年3月8日。お松明が始まるのは19:00です。

16:50 にはJR奈良駅そばの「王将」で食事をすませ、いざ出陣。
17:15 二月堂の舞台下へ到着。すでに大勢の人が集まっていました。

まだまだ明るい二月堂
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きれいな青空です。とはいえ3月、寒いです。ひたすら待つ、じっと待つ。修行?

徐々に暗闇が迫り、遂にその時が。


お松明走る
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正面の舞台を向かって左から右へ進んでいきます。


お松明、火の粉を振りまく
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右端まで走ったお松明は、舞台から大きくせり出し、激しく振られます。
そして、舞台下の暗闇へ火の粉が舞い落ちます。


約25分の間に10本のお松明が舞台を走りました。

舞台に上がる前、左側の回廊をごうごうと燃え盛る火の塊が上がっていき、
火の勢いが最高潮に達するを待って舞台へ進んでいるように見えました。
建物に燃え移るのではと思う勢いでした。


10本のお松明が終わったあとは、すごいものを見てしまったという感じです。

余韻を残しながら、南大門のほうへ下り、帰路に着きました。
この日は、寒空の下、肩をこわばらせて待ったせいか、肩が凝ってしまい、
ホテルのお風呂でしばらく肩をほぐしました。


お松明と思われるもの
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これは、2010年3月に二月堂を訪れたときに偶然見つけたものです。
鬼瓦、青空とのコントラストが美しいです。

また、お松明の季節が近づいてきました。
今年はどうしようか。




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奈良ライトアップ [奈良]

夏の奈良ライトアップです(2009年7月)。

ライトアップは19:00点灯開始です。
東大寺大仏殿の前で日が暮れるのを待ちましたが、なかなか暗くならい。

19:00を回って、夕焼けの中に立つ大仏殿です。
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大きな大仏殿が静かに佇む姿は心を落ち着けてくれます。

次第に暗闇に進まれると、南大門の仁王像がライトアップに映えます。
昼間よりも姿をはっきりと見ることができ、かなり感動的です。

金剛力士像 阿形(あぎょう)
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金剛力士像 吽形(うんぎょう)
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網も気にならず、その肉体美を堪能しました。この写真は見えませんが、足が大きいです。
鎌倉時代からここに立ち続けている。運慶は亡くなっても、その仕事は時を越えて生き続ける。
レベルに差はあれど、後世に残る仕事をしたいものだと思います。


仏教美術資料研究センターです。
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時を重ねた木材と白い壁のコントラスト、プラス木々の緑で幻想的な雰囲気です。
このあたりは人通りも少なく、静かです。


奈良国立博物館・本館
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いまは、なら仏像館になっていると思いますが、実は中に入ったことがありません。
正倉院展には、2年通っていますが、新館のみです。次回は、仏像館に入りたいと思います。

興福寺の中を通り、猿沢池にでました。

猿沢池に写る興福寺五重塔です。
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定番中の定番の構図であり、自分でも何度も写真に収めましたが、
奈良の夜景としてははずせません。

今回のライトアップでは、金剛力士像の美しさが最も新鮮でした。
このショットをしばらく携帯の待ち受けにしていました。

奈良は、早朝、昼、夜と違う顔を見せてくれ、飽きることがありません。
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正倉院展 [奈良]

2010.11.1 京都・奈良旅行2日目、京都三条で目覚め、奈良へ向かいました。
目的は、興福寺・阿修羅像と正倉院展。
特に妻は阿修羅さまに会うのは初めて、楽しみにしていました。

近鉄奈良から興福寺方面へと向かいます。いまにも雨が降りそうな空模様。
興福寺・国宝館に覗くとと「待ち時間0分」。さっそく入館します。

春にリニューアルされた国宝館は、落ち着いて仏様を見ることができます。
まさに国宝館、国宝が大集合です。

阿修羅像は品がありますが、私は「乾闥婆像(けんだつばぞう)」が好きです。
「迦楼羅像(かるらぞう)」のくちばしを持つ顔も好きです。
空いているので乾漆八部衆(はちぶしゅう)の前を何度も行き来しました。

ここまでかなりの満足度。
次は、正倉院展。昨年につづいて二度目です。
待ち時間は30分。
列は屋根のある範囲なので大丈夫と思ったら、土砂降りになってきました。

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主役は、螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんごげんびわ)。
漢字の読み書きテストの如し。

今年は、最前列から見る人と、その外側から見る人に分かれているので、混乱なく見られました。
私は外側派。それでも十分美しさを堪能できました。
単眼鏡が必要です(その後、次回に備えて買いました)。
伎楽面が私の好みです。また収容箱や工具も興味深くみました。

帰りに英語版の目録を買いました。A5サイズのコンパクトで記念にはぴったり。

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外は小雨が降っています。これも妻の希望で春日大社へ。
参道を石の音を聞きながら歩きます。
到着しました、世界遺産春日大社。
通り過ぎてしまった宝物館(平城遷都1300年記念展示、平安の正倉院Ⅱ)を見てもよかったかな。

特別参拝受付をして中に入りました。

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嫁さんは、思ったより小さいと複雑な顔でした。

お昼になったので、奈良まちへ。
なんと嫁さんお目当てのお店は月曜定休日!

あとで知ったのですが、
元興寺で、屋根裏探検なるものをやっていたのです。
知っていれば!残念。

近鉄で西大寺駅へ向かい、シャトルバスで平城遷都1300年祭会場へ。
このころから急速に青空が広がりました。
バスを降りると、平城京歴史館と遣唐使船乗船の整理券は配布済とのこと。

朱雀門から第一次大極殿へ歩きます。遠い、何もない野っぱらだぁ。
春にNHKで、「45日奈良時代一周」をやっていたことを思い出しました。
瀬川亮さん、泉政行さんお元気でしょうか?

第一次大極殿、同時代の建築資料、建造物から想像して作った部分もあるとか。

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内部に入ると、壁上側に、玄武、青竜、朱雀、白虎の四神が描かれています。
これは東京、京都の展示会で話題の上村松園の孫、上村淳之氏が描かれたそうです。

平城京は中国の長安を見本としたと言われています。
私は、長安(西安)には行ったことないですが、紫禁城と同じ雰囲気を感じました。

さらに歩いて東院庭園へ行きました。ここも遠い!、結構歩いたよ。
ススキの中にセイタカアワダチ草が咲いている。ここ平城京にも外来種が。
夕方まで時間があったので、海龍王寺に行くことにしました。

法華寺(次は行きたい)の前を通りすぎ到着。静かな参道を歩みます。

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西金堂にある五重小塔を見たあと、十一面観音菩薩像をお参りしました。
暮れていく静けさのなか、少しひんやりとした空気に、本堂が包まれます。
これで奈良の一日は終わりです。


新大宮の駅まで歩き、近鉄で京都に戻りました。
夜は、妻のご希望で、和風ダイニングあんぐり(丸太町堀川東入る南側)です。

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ライトアップされた坪庭を背にした特等席でひさびさに夫婦で落ち着いた食事です。
生麩やゆば包み揚げなどをいただき、満足の夜でした。





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