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青い海、角島 [海]

2012年の夏は、山陰へ出かけました。
2005年の夏にも訪れましたが天候に恵まれず、素晴らしいと言われる山陰の日本海を見ることができませんでしたが、今回は天候に恵まれました。

目的地のひとつが”角島”です。
Googleで「角島」と入力し、「画像」を選択すると、青い海に伸びる橋がたくさん出てきます。
まるで沖縄のような景色です。

山陰線の特牛(こっとい)駅で降ります。
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無人駅の前にバスが停車しています。特牛駅10:46着、バス10:50発。
駅は坂の上にあり、坂を下ってしまうと、このうえに駅があるのか?という景色です。
田舎道を走り、いよいよ橋を渡って角島へ。

橋を渡りはじめた瞬間、やばい!と思いました。
あとから冷静に写真を見ると理解できるのですが自動車道で歩道はない、しかも高低差が大きくとても”海を見ながら自転車で走る”というリゾート気分とは違うことに気づきました。

島の中心まで進み、「学校横」バス停で下車しました。素晴らしいビーチのすぐそばです。暑い!!
車がたくさん停まっているエリアに向かい、きょろきょろと見回すと、ネットで見た”角島サイクルポート”がありました。

レンタルサイクルは、¥400(電動アシスト付、2時間)です。ノーマル(アシストなし¥200)もありますが、バスできた高低差を思うと、躊躇なく「電動お願いします」。
一緒のバスで来た京都からきた少年(16歳)がノーマルを選択し、橋まで距離を聞くと、おじさんは「橋は渡らないでな」と返事。少年は不満そうでしたが、こちらはすでに観念しているので了解。

簡単な地図をもらい、橋と反対側の灯台へ向かいました。
暑いですが、海沿いは景色も良く気持ち良いです。
海岸から上り始めると汗が吹き出してきますが、電動アシストのおかげか、なんとかトップの交差点にたどり着き、灯台が見えてきました。一気に坂を下り灯台へ。

灯台に登ることができたのですが、時間がないのと反対の橋のそばまで行きたかったので、展望台でがまん。
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素晴らしい景色です。ここからの景色をtwitterとfacebookに投稿しました。
中国で仕事をされている方から、すぐに「いい景色ですね。海外にいると日本のこういう景色は大事​にしたいと思います(^^)」とのリプライがありました。

橋をめざして戻ります。
出発地点そばの浜辺を少し高い位置からみたところです。
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完全にリゾートビーチです。駐車場の車も他府県ナンバーが多い。

いよいよ橋へ。地図を見ると、上がって下がると橋の下に出られそう。
坂キツイ。汗がドロドロ出てきます。段々体温も上がっているような気が。
いかん、しまなみ海道と同じ状態になりそう。目的地を橋から自動販売機に変更。
やっとCocaColaの自販機を見つけ、爽健美茶でチャージ!

少し道に迷いつつ、海岸へ降りました。
ありゃ!、橋は見えてきたけど・・・・、もう一山超えないと橋にたどり着かない!!

しばし迷い、撤収を決断しましたが、ちょっと走ると漁港があり、防波堤があります。
防波堤の上をチャリで先端まで走って撮った写真がこれです。
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少し距離はありますが、美しいカーブを見られて満足です。

2時間には残りありましたが、暑いし橋も見たのでサイクルポートに戻り、おじさんとしばし談笑。
「藤沢から来たんだね」と言われ、「良くご存知ですね」と言うと、「船に乗っていた。三崎にいたことがある」と。「私は、アイスランドに行った二番目の日本人なんだよ」なんていうお話も聞けました。

バス停で待つ間に、再び水分チャージ。島で3本(1.5リットル)飲みました。

バスで特牛駅に戻りました。
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ちょうど観光列車「みすゞ潮騒」号が来ました。2号車は指定席ですが、1号車は自由席です。
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部活で疲れたと思われる地元女子高生が数人ボックス席に倒れこんで寝ていました。
13:38 特牛駅発。

みすゞ号は、絶景ポイントで減速・停車します。
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徐々に街並みが広がり、14:56 下関に到着しました。
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東京ゲートブリッジ [橋]

東京ゲートブリッジは、江東区若洲と大田区を結ぶ東京港臨海道路の一部です。
2012年2月に開通し、東京の新しいランドマークになっており、東京巡りのコースにも入っているようです。

橋好きとしては、気になって仕方ないので、GWに見に行ってきました。
首都高速を新木場で降り、「若洲」を目指てしばらく進み若洲海浜公園の駐車場に車を停めました。
遠くに見える橋を目指して歩くと、途中にキャンプ場があり、その先が海です。
(キャンプ場そばにも駐車場があり、ここに停めたほうが楽だった)

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橋の全体です。若洲側から見た姿です。

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恐竜部分のアップです。

赤い灯台を目指して移動すると、防波堤には釣り人が繰り出していました。
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赤い灯台までいくと、真下から橋を見上げることができます。
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このアングルの先の方向には羽田空港があり、橋の上を旅客機が飛び立っていきます。

橋のしたをくぐり、反対側から眺めた姿です。
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恐竜部分の占有率がおもったより少なかったのですが、美しい橋を見ることができました。
ちょうど、4/29の情熱大陸で、ゲートブリッジのライトアップを取り上げていたので、今度は夜景を見に行きたいと思います。
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春の奈良の旅 [奈良]

ことし(2012年)の春は桜が遅めでしたが、蔵王権現特別開帳もあり、4/7,8で奈良を訪れました。
京都から近鉄で吉野へ、事前に桜の開花状況は調べてあったが、.....ロープウェーから見える視界に桜なし。
桜は以前満開の時に訪れているので、頭を切り替えて金峰山寺へ。

仁王門大修理勧進 秘仏本尊 特別ご開帳 3/31~6/7
蔵王堂です。
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この中に青い権現様が三体おられます。
開かれた扉の前にゆっくり座って拝めるスペースが用意されており、静かに対面することができました。

お堂を出て、振り返ったところです。
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このあと、大日寺、喜蔵院、竹林院、桜本坊をまわり、前回行かれなかった如意輪寺を訪れました。
地図に従って、一般車道をしばらく進み、道間違えたと思うころ到着しました。
本堂をお参りしたあと、庫裡の奥にある多宝塔に行きました。
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ここでも枝垂れ桜が咲いておらず残念でしたが、落ち着いて雰囲気を味わいました。

この日の夜は大坂で大学の同級生と会うこと以外は予定を決めていなかったので、天気と経路検索で、和歌山周りで大坂へ向かうことにしました。目的地は、西国第三番札所 粉河寺。

中門です。
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「風猛山」の扁額は、紀州徳川十代藩主、治宝候の直筆と、粉河寺のHPに書いてありました。
中門の手前から本堂を見たところ、桜が満開です。
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吉野の残念は吹っ飛びました。
そして、本堂、手前に粉河寺庭園(桃山時代)を配しています。
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青空が広がり、最高の風景です。お堂と桜と青空、この上ない絶景です。

この夜は大坂(天満)で火鍋をつつき、昔話に花が咲きました。
翌朝は、再び奈良へ。

まずはtwitterで話題になっていた氷室神社へ。
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東大寺へ向かうたびに何度も前を通っていたはずですが、初めて訪れます。ごめんなさい。

そして、奈良公園一帯を満喫しました。

東大寺大仏殿
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二月堂
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二月堂から東大寺で一番好きな裏参道をおります。
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仏教美術資料研究センター
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ライトアップの時に何度か訪れていますが、桜も似合います。

浮見堂
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桜は、まだという感じでした。
水琴窟の音を聞いて、この日の目的地を目指しました。

途中、新薬師寺のそばで、おたいまつ(修二会)が4/8の夜に行われることをはじめて知りました。来年以降、是非来ようと思いつつ、更に足を進めました。

この日の目的地
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高円山 白毫寺です。
奈良公園から少し距離があるので、なかなか訪れる機会がありませんでした。
高台の上にあり、遠くに興福寺の五重塔、東大寺の大仏殿が見えます。
静かな落ち着いた境内でのんびりし、甘茶をいただきました。

天候に恵まれ、桜の奈良を満喫しました。

京都に戻る途中、僅かな時間でしたが、伏見稲荷を訪れました。
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氷室神社と同じく、前を何度も通り過ぎてしまいました。ごめんさない。

帰り際に、桜花舞をみることができました。
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来年は、新薬師寺の修二会に行こうと思います。
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山梨、国宝を訪ねて [古寺]

春がやってきました。4.1 山梨の国宝建造物を訪ねてきました。
前日は激しい風と雨でしたが、すっきり晴れ、温かい一日でした。

国宝(1) 海涌山 清白寺
中央線東山梨の駅から徒歩10分ぐらいの距離です。
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静かな参道を進んでいくと山門があり、その先に国宝の仏殿があります。
1415年建立とのこと。檜皮葺の屋根のカーブが美しい。
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境内には誰もおらず、じっくりと雰囲気を味わうことが出来ました。

国宝(2) 柏尾山 大善寺
勝沼ぶどう郷駅から2.4km、ちょっとありますが、歩いてみました。
高低差が激しいので、結構キツイですが、甲府盆地に向けて広がる景色は素晴らしいです。
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勝沼ぶどう郷駅を通過するときの夜景(街の灯)は素晴らしいのですが、撮影ポイントを確認できたので、次回は信州の帰りに途中下車しようと思います。
また、駅の周りの桜も素晴らしいのですが、4/1は、”まったく”咲いていませんでした。今年は遅いのかな。
さて、大善寺に到着。山門です。
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山門脇の水仙がきれいです。
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そして、山門の両脇には仁王様がいらっしゃいましたが、私はこちら(木鼻)。
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そして階段を上がった先に、国宝薬師堂が。1286年建立。
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拝観する人は数人。お堂に入ると、女性がお寺の歴史と仏様を説明してくださいました。
薬師三尊は、秘仏(来年、ご開帳らしい)なのですが、十二神将を見ることができたので、かなり満足。
そして、やはりお堂が素晴らしい。おそらく最近葺き替えられた檜皮葺の屋根の美しさ。
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梅が満開でした。”檜皮葺と桜”は最高の組み合わせですが。

帰りは、大日影トンネル遊歩道から戻ろうと思い、坂道を登って行きました。
が、、、、、緊急閉鎖ということで、通行止めでした。がーん!、来た道を戻ることに。
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同じ道を踊るのはつまらないので、少し遠回りして戻りました。
その途中にあった祝橋。登録有形文化財(建造物)だそうです。
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昭和6年に建設されたコンクリートアーチ橋,延長58.6m,幅6.6m
渡ってしまうと見えないので、並行して走る道路から撮影しました。

帰る途中、猿橋駅で途中下車して「日本三奇橋、猿橋」を見てきました。
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橋脚がなく、両岸より張出された四層の桔木を支点とし、上部構造を支えている「肘(ひじ)木けた式」と呼ばれる構造らしい。

春らしい一日でした。
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明石海峡大橋をくぐる [橋]

以前、このブログで明石海峡大橋について書きました。
http://moonlight-jpn.blog.so-net.ne.jp/2011-02-06
最後に、高松と神戸を結ぶジャンボフェリーに乗ってみたいと書きましたが、遂に乗りました。
http://www.ferry.co.jp/index2.htm

前日、津山を探索したあと、岡山を経て、瀬戸大橋を渡って高松に上陸しました。
ジャンボフェリーの神戸行きは、高松6:00→神戸10:30です。
そのあとは、15:00→19:30になり、橋が夜景になってしまう。これはこれで見たいけど。

ジャンボフェリーの高松のりばは、高松駅から5キロくらいあるでしょうか?
地図を見ながら探した港寄りのホテルに宿泊し、翌朝5時に起きてチェックアウト。

フロントで「ジャンボフェリーののりばは、この道を右へいけばいいですよね」と私。ホテルの男性は「はっ、はい」と、明らかに「えっ、歩いて行くのですか?」と顔に書いてある。
そんな顔されたって、駅からの連絡バスは出港一時間前(5:00)に出発しているし、駅まで2キロ近くある。
真っ暗な道を、黙々と歩きました。途中で港行きバスに追い抜かれながら。
3.3キロあったが、5:35になんとか到着。夜明け前から良い運動してしまった。

フェリーは¥1,800です。全自由席なので、椅子席を確保しました。
出港してしばらくすると、港に入りました。この便は小豆島に寄るのでした。

フェリーは、淡路島を右に見ながら進みます。そして、いよいよ明石海峡大橋が見えてきました。
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徐々に橋が近づきますが、空に雲が広がり始めました。青い空に映える橋がみたいのだが。
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そして橋が大きく見えてきました。
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いよいよ橋をくぐります。
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あっという間でしたが、
最後は日が照って美しい橋の姿を見ることができました、感激です。

分割撮影した写真を合成してみました。
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結構うまくできた。

神戸港は快晴でした。
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やっぱり橋はいいなぁ。
今度は、夜便で、明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋をくぐってみたい。
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雪の津山 [城]

2012年、最初の旅は、岡山県の津山を訪れました。

快晴の姫路から姫新線(兵庫県姫路~岡山県新見)に乗りました。
津山へ行くには、播州新宮と佐用で乗り換えないといけません。

佐用駅に停車中の姫新線車両です。
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一両編成のディーゼル車です。ローカル線の雰囲気が漂っています。
観光客はのんきなものですが、佐用の役所には、「姫新線に乗ろう」の垂れ幕が下がっており、乗客数アップに努めているようです。

津山に到着すると、雲が広がり、風が冷たい。姫路の快晴はどこに行ってしまっのか。
駅前の観光案内所で街の地図をもらいました。
最初に訪れたのは、駅の反対側にある「旧津山扇形機関車庫」。
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”鉄”ではありませんが、男の子は皆、鉄道にあこがれるときがあります。
京都の梅小路に次ぐ、全国2番目の大きさだそうです。
一般公開されるときがあるようですが、この日は柵越しに眺めました。

ここには、1台のみ製造された国産最大最強のエンジンを積んだディーゼル機関車「DE50形」1号機があるとのことなので、車庫裏側に回ってみました。
DE501号機
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お姿を拝むことができました。

機関車庫を後にし、街を見るため、今井橋を渡って城西界隈へ向かいました。
光巌寺、福泉寺、妙勝寺、本行寺、妙法寺、と巡りました。

愛染寺(あいぜんじ)の鐘楼門
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このころから雪がちらつき始め、寒い!、さっと回って早めに移動しようかと思いました。

旧出雲街道を進むと、徳守神社があります。
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神輿の蔵の扉が開いていたので、大きな神輿を見ることができました。

このあたりで雪は本降りになってきましたが、津山に来たら津山城跡だけはみていかねば!と、城跡へ。
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雪が積もり始めており、観光客はほとんどいません。1/4の平日でしたし。

雪をまとう備中櫓
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内部が公開されていますが、受付の女性と私のみ、しんしんと冷えるなから、城の歴史を語るビデオが面白かったです。
津山城は、初代津山藩主・森忠政が、鶴山に築いた平山城です。統治する地域の武将に力を見せつけるために、かなり特殊なつくりになっていたそうです。
明治の廃藩置県・廃城令によって、明治7年(1874)から翌年にかけてすべての建物が取り除かれました。
明治維新は、伝統的建造物を失うという意味では損失が大きいのではないかと思います。

天主石垣
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雪が一面に積もり、足跡は私のものだけです。

すっかり雪景色
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少し前までは、寒いので早めに引き上げようと思っていましたが、美しい雪景色にすっかり魅了されてしまいました。石垣と雪は良くあいます。

城から城東界隈を見降ろしたところ
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むかし、商人の街があったエリアです。
予定の時間が残り少なくなり、城東界隈に行くかどうか迷いましたが、やはり行きたい!と向かいました。

古い街並み
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ゆっくり見る時間がなかったのですが、雪の降る街並み保存地区を往復しました。

津山駅に戻ると、雪の勢いはさらに増していました。
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駅員さんが掲示板に情報を書き込んでいました。やばっ!
因美線は運休になっていました。幸い、岡山行き(写真の車両)は動いていたので、旅を続けることができました。

桜の季節にまた来てみたいと思いました。
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日本平、久能山東照宮 [景色]

正月休みに続く三連休(1/7-9)の初日、静岡へ行ってきました。

天気が良さそうなので、出かけることにし、遅めの東海道線で西に向かいました。
東海道線の小田原から熱海の間は相模湾が見えます。

根府川の駅に停車したときの車窓です。
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写真には入っていませんが、根府川駅前後では伊豆大島と三浦半島が見えます。

東海道線を静岡で降り、観光案内所で日本平への行き方を教えてもらいました。
駅北口のバス停から、日本平行きのバスが出ています。
土日祝は8本/日出ているの、5分程度の待ち時間でした。
平日は4本/日なので、要注意です。時間調べずに来たのでラッキーでした。

動物園前でほとんどの人が降りてしまったあと、坂を登りはじめ、約40分で日本平の駐車場に到着しました。駐車場の展望台から見た景色です。
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伊豆半島の西海岸が見えます。

あれっ、富士山はどこに?
展望台から周囲を見渡すと、駐車場の先の斜面を登り降りする人がいます。
その斜面の上には、複数の電波塔が並んでいます。
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青空に、白と赤のツートーンカラーが映えます。

一番新しそうな、写真左の塔の下まで行ってみました。
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デジタル放送用に作られたものでしょうか?
調べてみると、2004年12月竣工、2005年3月25日試験放送開始とあります。

電波塔の下を抜けると、展望台がありました。
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正面に清水の港と三保の松原が見えます。写真左端に富士山が見えますが雲が掛っています。

少し時間が経つと雲が動きました。
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富士の美しい稜線を見ることはできませんでしたが、富士山をまじかに感じることができました。

駐車場のそばからロープウェイが出ています。
日本平(海抜308m)と久能山(270m)を結ぶ日本平ロープウェイです。
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昭和32年営業開始ですから、50年以上の歴史があります。
全長1,065m、約5分の旅です。料金は片道¥550(観光案内所でもらった割引券で¥500)でした。

ロープウェイから降りると、久能山東照宮です。
日光東照宮より19年前に作られたとのことです。
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国宝の社殿です。平成22年に国宝建造物に指定されたとのことですから、最近のことです。
平成21年に50年に一度の漆の塗替工事が終了しているの、このタイミングで国宝にしたのでしょうか?
日光の東照宮に通じる派手な作りですが、山の頂のため、社が押し込められている感じです。

社殿の隣にある日枝神社の中です。
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立派な徳川の家紋ですが、ちょっと最中を連想してしまいます。

ロープウェイで日本平に戻る人が多いようですが、表参道石段を降りてみることにしました。
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1159段あるそうです。登ってくるのは覚悟がいりますが、海が見えて気持ちがよいです。

石段を降りると、海岸に出ます。
バス停の景色です。
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海岸から急激に切り立った山の上に東照宮が作られています。

バスは途中で乗り換えて、渋滞もあり約1時間で静岡駅へ到着しました。

車で日本平へ行き、夕方まで粘れは、夕焼けに染まる海や富士山を見ることができるのではないでしょうか?
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紅葉を求めて奈良 [奈良]

ここ2年、正倉院展の時期(11月初旬)に奈良を訪れていましたが、紅葉には早すぎます。
ことしは正倉院展に行かれなかったこともあり、11月下旬に奈良を訪れました。

早朝の京都から近鉄で桜井へ向かい、桜井駅からバスで談山神社へ。
桜井駅前にレンタルサイクルを発見、今回行かれない聖林寺、安倍文殊院は次回チャリで行こうと。

約25分で到着した駐車場からは神社は見えません。
下る側の道を進み正面入り口へ。鳥居をくぐり階段を登ると本殿に出ます。

そして、十三重塔が現れました。
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良く見る写真は下から見上げる構図だったので、少し違和感がありましたが、塔好きとしてたまりません。
権殿の階段を降りて、けまりの庭から見上げると、あの構図がありました。

つづいて訪れたのは、長谷寺です。近鉄長谷寺駅から徒歩で15分ほどです。
回廊を上がり、本堂から見た五重塔。
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ことしは紅葉がいまひとつのようですが、月曜日で人が少なかったこともあり、きれいな景色を見ることができました。

3つめは、室生寺へ。
本堂
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緑、黄色、赤のグラデーションがきれいでした。
本堂まえの池を挟んだベンチでしばらく眺めていました。

本堂の脇の階段を上がると、五重塔があります。
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はじめて訪れたときに感動しましたが、今回は紅葉の脇役です。

もうひとつの目玉、特別拝観。
金堂諸仏 国宝 釈迦如来像 十一面観音像。十二神将。
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特別拝観のおまけ
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これは、嬉しいお土産でした。
十二神将を数えると10体しかない。奈良の国立博物館へお出かけのようです。

室生寺は独特の凛とした空気が流れていると思います。土門拳が愛した気持ちが少し分かるような。

京都に戻るまで少し時間があるので、途中の「西の京」で降りて大好きな唐招提寺へ急ぎました。
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いつ見ても心が穏やかになります。

講堂を拝観していたときに、「宝物館がもうすぐ閉まりますよ」とお寺の方が声を掛けてくれました。
急いで宝物館へ行くと、仏様とともに鴟尾(しび)が飾ってありました。
ひとつは創建当時のもので、ガラスケースもなく、間近で見ることができました。
以外な出会いに得した気分になりました。

京都へ戻り、閉まりかけていた観光案内所で夜間拝観のチラシをもらいました。
有名どころは、永観堂や清水寺ですが、南禅寺の天授庵が目にとまりました。

天授庵夜間拝観
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比較的すいていて、お庭の雰囲気を楽しむことができました。
ここも、以外なスポットで、嬉しかったですね。

帰りは、しばらく歩いてみようと、青蓮院、知恩院(前日で夜間拝観おわりひっそりしていました)、高台寺の前を通って清水まで行きました。途中、松栄堂でお香の入門セットを買いました。
清水寺の前でUターンして、茶わん坂を降りてバスに乗るつもりでしたが、地図を見ると少し進むと智積院がありそうな雰囲気。もうちょっと行ってみるかと歩き、結局京都駅まで歩いて帰ってきました。
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約9kmでしたが、夜の京都を満喫しました。

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横谷峡散策 [滝]

紅葉の季節がやってきます。見ごろの期間は短く、天気、混み具合など考えると出かけるタイミングが難しいですね。この週末(2011-10-15,16)の天気は、日曜の昼から回復との予報。予報を信じて横谷峡へ出かけました。

JR中央線を茅野駅で降り、12:20のメルヘン街道バスに乗車。
縄文美人(土偶)出土で知られる尖石遺跡(尖石縄文考古館前)を通過して、横谷峡入口で下車。

しばらく車道を上がっていくと、下に降りていく遊歩道がありました。川まではかなりの高低差があります。
坂道をぽこぽこと降りて行くと、水が落ちる音とともに、突然、乙女滝が現れました。
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下にある川へ注ぐ形なので、予想外の方向から現れました。
そばに寄ると、豪快に水飛沫が降りかかります。

さらに遊歩道を降りて、川岸に降りてみました。
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前日の雨のためか、水が多く、気持よいです。

次に現れるのが、霧降の滝です。
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鷲岩
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なぜ、「鷲」なのかよくわかりませんでした(笑)。

王滝に向かう分岐があるのですが、その先は「自己責任で行ってください」と書いてあり、
橋が壊れているとのブログ記事もあったので、遊歩道を進みました。
分岐の橋からみた川
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撮影者(私)の影が写っています。

このあたりから上り坂が続きます。川上でバスを降りたほうが良かったかと後悔しつつ歩きます。
横谷観音との分岐があり、細い道の先100Mくらいで王滝との看板が。
展望台から見た王滝です。
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先ほどの分岐を進むと、この滝の下に出られるようですが、今回は展望台からで我慢します。

展望台には、この先におしどり隠しの滝の表示が!
急な階段を延々と上がり、分岐を過ぎると道が細くなります。
急斜面に人一人通れる幅だけ平になっていて、足を滑らせると谷底に転げ落ちてしまいそうです。
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ちょっと怖い!

バスの時間を気にしつつ歩き続けると、最後に一気に山を下り、滝にできました。
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かなりの迫力です。

しばらく滝を眺めたあと、また細い山道を戻ります。登り口に「ここは遊歩道ではありません、登山道と同じです」の看板が。どこから登山道になってしまったんだ!、王滝の展望台からだったんだな、と気づく。

最後に延々と階段を上がると空が広がって、展望台にでました。
ネットでは、「まだ青葉」でしたが、あちこち紅葉を楽しめました。
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横谷観音です。
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お堂のなかに観音様の像がありました。

整備された歩道を駐車場まで歩くと、横谷観音バス停があります。

15:50のバスに乗り、行きに降りた「横谷峡入口」までかなり坂の降りました。
これだけ登ってきただから疲れるはずだと納得しました。

雲のない快晴の元、予想よりタフな道でしたが、爽快な川の流れと豪快な滝を楽しめました。
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日光滝巡り [滝]

日光、神奈川県では小学生の修学旅行先の定番です。

前回(2005年)、修学旅行以来で日光を訪れ、凍結した華厳の滝に驚きました。
http://moonlight-jpn.blog.so-net.ne.jp/2010-12-04

しかし、思い残したことがありましした。
NHKのニュースでよく映し出される、中禅寺湖から落ちる華厳の滝を上方から見た構図。
この景色を是非見てみたい。どうすれば?
いろは坂を登る途中で停車した明智平に展望台があるらしい。

2011年秋、日光の紅葉が始まったと聞き、再度訪れることにしました。
紅葉が進んでしまうと、大渋滞するに違いない。行くなら今か?と。

JR日光駅
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宇都宮駅から出た日光線の車両、最初は席が埋まっていましたが、日光で降りる人はまばらです。

駅前からバスに乗る前に、乗り降り自由券を購入します。
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今回は、奥日光まで足を伸ばそうと思い、湯元温泉フリーパスを購入しました。
JR日光駅を出るときのバスには10人も乗っていませんが、すぐ隣の東武日光駅では座り切れない人が乗車します。

神橋や東照宮近くのバス停で人が降りたあと、いろは坂の登りが始まります。
そして、明智平で下車します。ここからロープウェイに乗ります。往復¥710。
混んでいると時間がないなと焦りながら乗り場に急ぐと、あっけなく乗車できました。
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青空が広がるなか展望台駅へ到着!

展望台からの景色です。
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おー、この景色だ!、こんなに遠いのに滝の音が聞こえる。
滝の向こうに中禅寺湖が見える。右手に広がるのは男体山。
写真では分かりにくいですが、男体山のふもとに下りのいろは坂が見えました。
ものすごい落差がある地形であることが分かります。

この景色を見て大満足ですが、朝早いと滝に日が当たるのだろうか?とまた思いが広がります。

「明智平」バス停から出発し、華厳の滝(中禅寺温泉バス停)を通過して、湯ノ湖を目指します。
30分くらいで「湯滝入口」バス停に到着。林の中を降りて行くと、滝の音が聞こえてきます。
湯滝
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想像を超える絶景でした。小学校の時に見たはずですが、全く記憶がありません。
ものすごい量の水が轟音を立てて流れ落ちています。満足度120%という感じです。

ここからは、時間を見ながら戻ります。

バスの車窓から見た戦場ヶ原周辺の景色。
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次は竜頭の滝です。最初は「竜頭の滝入口」で下車するつもりでしたが、行きにバスの外を見ていると、「滝上」バス停から遊歩道が繋がっている様子。
「滝上」バス停で下車し、橋からみた景色。
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このあたりは、紅葉が始まっています。
滝に沿って遊歩道を降りて行きます。
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半分くらい降りたところに、観爆ポイントがあります。
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川に近いイメージですが、豪快に水が流れていきます。
この景色も、さっぱり記憶にない。

遊歩道を下り、「竜頭の滝入り口」からバスに乗り、「二荒山神社前」バス停で降り、華厳の滝まで湖畔を歩きました。
湯滝へ向かう時は湖面がきらきら光っていましたが、16:00近くなり、雲も出て少しさびしい景色になってきました。
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最後は華厳の滝です。
上から眺めたところ、
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豪快に落ちています。

下の観爆台へは、エレベータ(¥530)で降ります。
エレベータを降りたところ。
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黒四ダムに似た雰囲気ですね。

このトンネルを抜け、観爆台から見る滝
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最初は、雨が降ってきたのかと思いました。
観爆台はびしょ濡れ、カメラを構えると、ビューファインダーがアッという間に濡れます。
豪快に落ちている水が舞いあがっているようです。

凍結の滝とは、全く異なる滝を見ることが出来ました。


エレベータを上がってくると、17:00近く、徐々に暗くなりつつありました。
中禅寺温泉バス停17:10発のバスでいろは坂を降りると、途中で真っ暗になりました。

日帰りの旅だったので、最後は急ぎ足になってしまいましたが、楽しい一日でした。

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