SSブログ

塔のへつり(福島) [景色]

日本各地を巡りはじめたのは、2004年です。
会社の永年勤続休暇を貰っていたこのとき、ある人から、
「おまえさぁ、絶対どこか行ってこい!」と言われました。

何も考えていなかったのですが、本屋でぱらぱらと旅行雑誌を見ているうちに、
会津若松という地名に惹かれ、出かけることにしました。「旅」という感じがしたのです。

会津について調べると、「塔のへつり」という名勝の写真があり、ここに行ってみよう!
と決めました。

8月の晴れた日に、郡山から磐越西線で昔スキーをしにきた山々を見ながら会津若松に到着です。
JRの到着時間と、会津鉄道の出発時間が同時刻だったのですが、わずかな希望を持って走りました。
予想通り?待っていてくれました。

HETURI01.JPG

野口英世のペイントが施されています。
野口英世は、1876年猪苗代町で生まれています。

40分ほどのんびりと列車に揺られていくと、茅葺屋根の湯野上温泉積駅に着きます。
次が、塔のへつり駅です。

HETURI02.JPG

林の中にひっそり佇むホーム。何もありません。
林の中を歩いていくと、お土産屋さん・食堂と駐車場があります。

そこから下を望むと、不思議な姿の断崖が現れました。

HETURI03.JPG

「へつり」とは、会津地方の方言で、険しい断崖のことを指すそうです。
ここ以外では、聞いたことがないので、いまだになじめません(笑)。

下に降り、橋を渡ると、刻まれた歩道を歩くことができます。

HETURI05.JPG

HETURI04.JPG

大自然が長い年月を経て、作り上げた景色を見ていると癒されます。
日常をまったく異なる世界に身を置く快感を覚えました。

駅に戻っても電車はしばらく来ません。
線路を越えて畑の中を散歩したあと、駅でぼーっと電車を待ちます。

会津鉄道で若松に戻り、まだ時間があったので、喜多方まで足をのばしました。
喜多方はラーメンで有名です。
事前に調べた坂内食堂まで、必死に歩き、急いで食べて、必死に駅まで戻りました。

帰りの車窓からみた景色は最高でした。
一面の稲穂が風に吹かれ、大きく波打っているのです。
今も思い出す心和む景色です。

この夏から、のんびりと日本を巡る旅がはじまりました。




nice!(8)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 8

コメント 2

joyclimb

塔のへつり、素晴らしい渓谷美ですね!
「へつり」という言葉も良い感じです!
by joyclimb (2011-06-05 15:52) 

moonlight

是非、訪れてみてください。
by moonlight (2011-06-05 20:05) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

金刀比羅宮熊野那智大社 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。