SSブログ

白馬散策 [神社]

白馬には毎年夏に家族で出かけていますが、今年は受験生がいて中止。
ふと手にした「白馬村公式ガイド 2011夏秋」をぱらぱらめくっていると、知らないポイントがいくつかある。
毎年行くので、かなりディープなポイントも回ったつもりだったが、まだまだ知らないところがあるので、単独行動で8月最終週に行こうと計画したが、仕事で中国に行くことになり、これまた中止。

9月の終わりに、何気なくJR東日本の列車予約サイトを見ていると、9/30(金)の夜にムーンライト信州が出る。しかも空席がある。ということでポチッとやって三度目の正直で今回の旅へ。

事故でダイヤの乱れる中央線。予定より遅れてやってきたムーンライト信州号。
乗ってしまえば寝るだけ。前夜遅かったこともあり、夜行電車にしては良く眠り、5:40白馬到着。

予想以上に寒い。長袖シャツにトレーナーを着てもまだ寒い。
まだお店は開いていなので、まずは八方の交差点を目指して歩き始まめる。

白馬では必ず足湯に行きます。駅から近い薬師の湯へ。
あらためて足湯の周りをみると、薬師堂があり、その裏側に石仏、石碑が並んでいました。

薬師の湯(足湯)そばの布袋様
HAKUBA01.JPG
庚申塔もあり、由来をみると、白馬の石は硬いため保存状態が良いそうです。

ここからは地図を見ながらの行きあたりばったりとなります。
平川神社八幡宮
HAKUBA02.JPG
駅のすぐそば、道一本入ったところに立派な神社が。
少し日が差し始め、晴れてくれることを期待させる空模様です。
(本当に日が差すのは、かなり後ですが)

平川神社のそばに「木流川散策路」と書いた表示板が出ていました。
さっそくそちらへ向かいます。川、実際は明治時代に作られた用水のようですが、に沿って森のなかの小路を歩いていきます。天気が悪いので、暗い感じですが、木の隙間から日が差していれば緑のコントラストで爽快そうな雰囲気です。夏の散策にもってこいの感じで、来年のポイント確保。
HAKUBA03.JPG
上流側を抜けたところです。

八方の交差点にある行きなれたローソンへ入りましたが、お弁当は補給中。
仕方がないので、少し歩いて7-11へ。お弁当を買って朝食です。
ローソン前のGSが閉鎖になっていました。ちょっとさびしいです。

この後は、八方駅のそばにあるらしい諏訪神社が目的地ですが、ジャンプ台が見えます。
ジャンプ台は何度か行っていますが、見えると気になります。結局・・・
HAKUBA04.JPG
夏の午前中に来ると、水を撒きながらサマージャンプの練習をしていることがありますが、早朝で誰もいません。なんと、トイレの自動ドアもロックされていました。
1998年原田の奇跡の大ジャンプがここであったとは思えない静けさでした。

白馬の街のあちこちに、長野オリンピックのモニュメントがあります。
HAKUBA04A.jpg
昨年の夏までは、オリンピックのピンバッチも売っていました。いいのかな?

ジャンプ台から諏訪神社を目指して進むと、見慣れたエリアに出ました。
いつもいくお土産屋の少し先に、鳥居が見えます。
霜降宮細野諏訪社
HAKUBA05.JPG
これまた、「えっ、こんな立派な神社があったの」という感じです。
大きな杉の木が歴史を感じさせます。

朝早くから曇空のなかを歩いているので温泉に入りたいが、早いところでも10時からです。
あとのお楽しみと考えて、岩岳方面へ。
途中、白馬大橋を渡るのですが、雲が取れず、白馬の絶景は見ることができませんでした。
もし、天気が良くなれば、八方池まで登ってみようと考えていましたが、この時点で断念。

それでも徐々に青空が広がってきました。ちょうど稲刈りの季節です。
HAKUBA06.JPG
外側から同心円状に刈り取っていくのですね。初めてじっくり見ました。
刈り取りまでできると、一年の努力が報われる。

岩岳の湯、に差し掛かったときは、9時30分を回っていました。
「もしかしたら10時前でも入れるのでは?」と玄関にいくと、・・・・ガーン!、夏とスキーシーズンに営業。いまはお休みです。

気を取り直して歩を進めます。
霧降宮切久保諏訪社
HAKUBA07.JPG
ここは細野諏訪を超えてびっくりするほど立派、かつ神聖な空気が漂う空間でした。
敷地内を川が流れ、太鼓橋が架けられています。
人々の信仰の深さとそれを守り続ける気持が伝わってきます。

ここから先は徒歩で行くには遠いので、国道148号、JR大糸線のほうへ向かいました。
観音原
HAKUBA08.JPG
ここは、以前にも来たことがありましたが、芝原を囲うように石仏が並んでいます。
日も差し込み始め、癒しの空間です。全部で187体とのことですが、とにかく「いっぱい」という景観です。

国道のそばまで来ると「伝行山」という表示があり、道路の脇に小さなお社が見えます。
そばまで行くと山の中腹にも赤い鳥居が。さらに上の方にも鳥居が見えます。
HAKUBA09.JPG
かなり急な狭い階段が一直線で小さな丘の頂上までつながっている。
もちろん登ってみました。草むらから何か出てきて驚いたら階段の下まで転げ落ちること間違いなし。下りはかなりのへっぴり腰だったと思いますが、注意しておりました。

国道148号沿いに歩いて駅に戻るころには、かなり青空が広がってきました。
八方は雲に覆われたままですが、駅上空は爽やかさ全開。
HAKUBA10.JPG

駅前で自転車を借りました。4時間まで¥1200。
南側へ向かいます。最初の目的地は、そば神。神城の駅を過ぎ、さのさかスキー場の近くです。
おおもりそば、¥1200。
HAKUBA10A.jpg
毎年、家族で座敷でワーワー言って食べるのと雰囲気が違いますが、やはり美味しい。
すっかり満足です。

ここからは時間と相談しながら戻ります。
神明宮
HAKUBA11.JPG
森のなかにひっそりとありました。
落雷で倒れた旧御神木が立派でした。

最後は、温泉に入る時間との勝負。
飯森で温泉の位置を確認し、長谷寺(ちょうこくじ)へ。
HAKUBA12.JPG
着いてびっくり。すばらしい。大きな杉と庭、その先に古い門と御堂が並びます。
大伽藍とまではいきませんが、すばらしい空間です。

ここで時間切れ。温泉に入らないと!
十郎の湯
HAKUBA13.JPG
¥600です。時計を見ながらの入浴ですが、まさに生き返るという感じです。

飯森神社はパスして白馬駅へ戻り、忙しかった散策も終わりです。
いつも行っていた、すぐ隣に知らないポイントがあり、新鮮でした。

雨降宮峯方諏訪社、にも行きたかったのですが、あまりの急坂に途中で断念しました。
ここは、家族で訪れたときに、車で行きます。
nice!(24)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

ライトアッププロムナードなら2011 [奈良]

2011.9 京都を訪れました。
寺社の拝観は概ね4:30~17:00で終了し、古都の夜は長いので、ライトアップを行っている奈良へ向かいました。
イベントは9/25まで、訪れたのは9/24。夜は肌寒く、そろそろイベントが終わりになるのを実感しました。

実は、奈良のライトアップは以前に訪れていて、このブログにも書きました。
http://moonlight-jpn.blog.so-net.ne.jp/2011-01-16
今回は、前回訪れられなかったところも廻りました。

最初に訪れたのは、春日大社一の鳥居
Nara_LUP01.JPG
鳥居の前をひっきりなしに車が通るので苦労しましたが、幻想的な佇まいです。
左側の燈籠が欠けているのは、信号が入ってしまうからです。

そのあと、坂を下り鷺池に向かいました。池の湖畔でトランペットの練習をしている人がいました。
鷺池に浮かぶのが浮見堂です。
Nara_LUP02.JPG
浮見堂へ向かう途中、暗闇に動く動物に出会い、犬の散歩かと思いましたが、飼い主がいない。
かなりの大型犬に見えたじろぎましたが、すぐに正体がわかりました。鹿でした。ホッとしました。

浮見堂から山を上がり、東大寺へと向かいました。
すると女性の歌声が聞こえます。こちらでは歌の練習をしているのか思いましたが、ライトアップポイントのひとつ仏教美術資料研究センターで音楽会をやっていました。
Nara_LUP03.JPG

いよいよ東大寺です。人はまばらで静かです。
昼はにぎやかなお土産屋さんもシャッターを降ろしています。

大華厳寺の書を頂く、南大門
Nara_LUP04.JPG
なんとか大仏殿の鴟尾(しび)を収めることができました。
写真を撮ることだけ考えると、大仏殿側から照らす投光機をもう少し両脇へずらして頂けると嬉しいなと思いましたが、きっといろいろな理由があるのでしょう。

南大門の両脇に控えるのが、金剛力士像です。
阿形像
Nara_LUP06.JPG
吽形像
Nara_LUP05.JPG
ライトアップで美しく浮かび上がる姿に見とれます。
この金剛力士像がライトアップのハイライトではないでしょうか?
網に覆われた昼とは違う姿を見せ、命を吹き込まれたようです。

南大門を潜ると、いよいよ大仏殿。
Nara_LUP07.JPG
格子の隙間から撮影したため三脚を使わず撮影したのでぼけてしまいました。
窓が空いて大仏様のお顔が拝めるお正月に来てみようかと思わされます。

中門の両脇にも仏像があることを、今回初めて意識しました。
多門天と持国天。
Nara_LUP04a.JPG
Nara_LUP04b.JPG
勝手言わせてもらえれば、もう少し照明に位置が変わるとフレームに入らないんですが(笑)。贅沢ですね。

奈良国立博物館なら仏像館(本館)
Nara_LUP08.JPG
いまは展示変えで休館中との表示が出ていました。

興福寺 五重塔
Nara_LUP09.JPG
覆いがあって見えませんでしたが、中金堂の再建も進んでいるようです。
大伽藍が現れる日が楽しみです。

薬師寺は場所が離れているので、東塔の修復が始まるので来年は見られないのでしょうか?
東塔の修復が終わる平成30年を楽しみに。
nice!(24)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

中国シンセンの不思議 [番外編]

仕事で中国・シンセンに行ってまいりました。昨年12月に続き二度目です。
東京羽田からJALで約4時間。機内で映画を見たりすると、我慢できる範囲です。
今回は、「岳」を見ました。

4時間で香港国際空港に着陸します。イミグレです。
001.JPG

香港で出国して陸路で中国大陸に入ってみたいと思っていますが、「言葉のできない人はやめてください」の指示もあり、イミグレは通らず、空港から出るフェリーに乗りました。

約30分で蛇口フェリーターミナル(中国)に到着。
002.JPG

ここでイミグレを通って、中国上陸です。
羽田で預けた荷物が、蛇口フェリーターミナルに出てくるのか、ちょっと不安です。

朝、ホテルの部屋から外を眺めた景色です。
003.JPG

高層ビルが立ち並び、さらに新しい高層ビルを、まさに雨後のタケノコのごとく建設しています。
朝6時過ぎると、トンカン工事の音がし始めます。

仕事は、ホテルから工場までバスで移動です。高速道路を延々を走ります。

ホテルの傍にあるスーパーで日用品を買えます。お菓子もあります。
004.JPG

うーん、コアラのマーチはロッテのマークがありましたが、このお菓子は・・・・・(笑)

ホテルの傍にある憩いのスペースです。
005.JPG

近代的な町並み、というか新しい街で非常にきれいです。
バスがいっぱい走っています。

フードエリアの1ショット。
006.JPG

ここはどこでしょう?という景色。写真でこのカットだけ切り取ると益々です。
手間はSTAR BUCKSです。Macもあります。

地下鉄も走っています。蛇口港駅。フェリーターミナルのすぐそばです。
007.JPG

駅にいると、どこに居るのかわかりません。日本よりずっと綺麗です。

もちろん新車がやってきます。
008.JPG

シートがアルミ製なのが違和感ありますが、ぴかぴかです。
四角い切符はなく、券売機でコインを買います。これを入場するときに検知させ、降りるときはコインを入れてきます。入場するときは、手荷物のX線検査があります。上海の地下鉄にもありました。

最後は、食事の話。
ホテルには、日本食を含め、レストランがありますが、何度か駐在している人と食事に出ました。

南山の大碗居老北京炸醤面です。
009.JPG

ビールは、青岛啤酒(チンタオビール)です。
薄味でくせがなく、ビールという感じしないですね。
しかし、中華料理が辛いので、ぐびぐび飲みますので、ちょうどよいのかも。
懐かしい人と昔話や最近の出来事をしゃべりながら飲むので、あっという間に4、5本飲んでしまいます。
中国の夜は更けていく・・・・
nice!(27)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

富貴寺 [古寺]

富貴寺は九州国東半島にあります。
電車・バスでのアクセスは難しく、長く訪れることができませんでしたが、この夏(2011)に九州を訪れ、レンタカーで行きたかったところをまとめて廻りました。

日田から大分道を経て宇佐別府道路に入り、大分農業文化公園で降りました。
その後、カーナビに導かれるままに、緑色の稲がなびく道を走りました。

「目的地周辺です」の声でスピードを落とし、駐車場に車を止めると、石段が見えました。
FUKIJI01.JPG
遂に来たんだというちょっとした感慨がありました。

階段の下に立ち、上を見上げると山門が見えます。
FUKIJI02.JPG

両脇に控える石の仁王様が素朴な雰囲気を漂わせるきれいな山門です。
この時点で満足度かなり高め。門を通して憧れの大堂が見えています。

FUKIJI03.JPG
最近気にしている木鼻です。ちょっと小ぶりですが、きれいです。

階段をあがり、いよいよ大堂と対面。
FUKIJI04.JPG
屋根の大きさと角度が絶妙な美しさです。しばし見惚れました。

FUKIJI05.JPG
大堂の中に入ると、団体さんがご住職のお話を聞いていました。
申し訳ありませんが、一緒に聞かせていただきました。
中央にある御本尊の阿弥陀如来坐像と壁画について、ご住職が懐中電灯で照らしながら丁寧に説明したくださいました。

「南無阿弥陀仏」
> 南無の語源は、サンスクリット語のナマス、日常の挨拶です。
> だから、南無阿弥陀仏は、阿弥陀仏への挨拶なのです。
> 南無普賢菩薩などのようになるのです。
不勉強な私ははじめて知りました。ナムアミダブツという呪文かと思っていました。

最後に、ご住職が、「皆さん、ほとんど勉強ぜすにお寺にきますからねぇ」と仰っていました。
ちと耳が痛い。

団体さんが引き揚げたあと、ベンチに座ってしばらくお堂の雰囲気を楽しみました。
帰り際に振り返ると、大堂は大きな気に守られていました。
FUKIJI06.JPG

すっかり癒されたあと、杵築の街へ向かう途中の一枚です。
FUKIJI07.JPG

夏!を感じる風景でした。

2011.8.4 探訪
nice!(27)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

瑠璃光寺 [五重塔]

2011年夏、最初の旅は、山陽から九州へ向かいました。

山陽本線の車窓から瀬戸内海の素晴らしい景色を眺めながら新山口に到着。
新山口から山口線に乗り換えて山口へ。
RURI01.jpg
ローカル色を感じさせる車両が、古刹への旅に似合います。

山口駅から山口市コミュニティバス、大内ルート香山公園行きに乗車、約15分で到着。
バスから降りると、公園の外から五重塔が見えます。

公園の入り口から入ると、池越しに五重塔が見えてきます。
RURI02.JPG
美しい!、これまで見てきた五重塔と全く異なる感覚。
他の五重塔が男性的な力強さを感じさせるのに対して、女性的ともいえる優雅な姿です。

しばし見惚れてしまいました。来て良かった。

瑠璃光寺は、曹洞宗のお寺です。
RURI03.JPG
お堂に上がり、お参りしました。

「仏様は、座って拝みましょう」との注意書きが・・・・注意せねば。

お堂の外に出て、芝生に座って別の角度から五重塔を眺めました。
RURI04.JPG
非常に暑い日でしたが、木陰の特等席から五重塔をしばし満喫です。

法隆寺、羽黒山の五重塔を見たときも美しいと感じましたが、優しさを感じたのは初めてです。
nice!(34)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

JR東日本パスの旅(茅葺屋根 正法寺) [古寺]

久々のリアルタイムレポートです。JR東日本パスで岩手の古寺を訪ねてきました。
平泉が世界遺産に登録されることが決まったので、嫁さんと中尊寺あたりを訪ねてみようかと考えました。

しかし、直前に嫁さんの都合が悪くなり、先発隊として一人で出かけることにしました。
一人となれば、いつものように人が行かないところもOKです。

ちょうど、Twitter で日本三大茅葺き屋根として、「正法寺本堂(岩手県奥州市)」「出羽三山神社三神合祭殿(山形県鶴岡市)」「阿岸本誓寺本堂(石川県輪島市)」をご紹介いただきました。
出羽三山神社は、行ったことがあります。正法寺を調べると、平泉からそう遠くない。車なら十分回れそう。

ということで、茅葺屋根を目指して東北へ。

2011.7.10 東京7:56 の「はやて」で出発。
仙台過ぎたところで地震があり、トンネルの中で緊急停車しました(15分ほどで運転再開)。
このため一ノ関駅からのレンタカー出発は、少し遅れました。

慣れないカーナビ(我が家の車にはない!)に住所とセットして、正法寺を目指します。
途中、以前訪れた猊鼻渓(げいびけい)のそばを通りました。行きたいけど、時間が苦しく今回は我慢です。

約一時間で、カーナビが「目的地です」と報告。
駐車場に車を置いて、坂を降りて行くと、門が見えてきました。その向こうに・・・・・
JR_East01.JPG
巨大な茅葺屋根が見えている。想像以上の存在感。
門(惣門1665)を上がる階段は、巨大な岩で作られていて、一段がとても大きい。
一瞬、ここから入ってはいけないのかと思いました。

その階段を登り切ると、視界が開けます。
JR_East02.JPG
本堂(法堂 1811)、圧倒的な存在感。屋根の高さは26m。
Twitterで教えてくださった方は、「山」と表現されていました。

正面に本堂、右手に庫裡(1807)があります。
JR_East03.JPG
こちらも立派な茅葺屋根です。

庫裡から本堂に上がる階段廊下の途中から外に出て本堂を見上げたところです。
JR_East04.JPG
正面も素敵ですが、この角度も素晴らしい。

庭の池では蓮が咲いていました。
JR_East05.JPG


地図を見ると、正法寺のすぐそばに、黒石寺があります。
蘇民祭のポスターで話題になりましたし、多くのお寺紀行で推奨されています。
一ノ関から向かう道程でも、「正法寺」と「黒石寺」がセットで行き先表示されていました。
JR_East06.JPG
黒石寺本堂
立派な狛犬がお出迎えです。


最後に訪れたのは、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)です。
JR_East07.JPG
これまで見た写真や情報から、勝手に寂れた山奥のお寺を想像していました。
実際は、川沿いの道路すぐ脇にあり、少し拍子抜けしてしまいましたが、魅力的な建造物です。

その隣に、岩麺大佛があります。
JR_Ease08.JPG
気を付けないと見逃してしまいそうですが、岩をじっくり見るとと確かに大仏様が描かれています。

車で三つのお寺を廻り、充実した一日でした。
一ノ関に早めに着いたのですが、新幹線が一時間以上の待ち時間だったので、東北本線の各駅停車で、のんびりと仙台に戻り、牛タンを食べてから、東京に向かいました。
JR_East09.jpg
善治郎の牛タン定食




nice!(32)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

三徳山三仏寺 投入れ堂 [古寺]

「死ぬまでに一度は行きたい六十六か所」 谷川彰英著を出先で時間つぶしをしていた書店で買いました。
第一章 やっぱり行っておきたい寺院には、
長谷寺、高野山、延暦寺、室生寺、東寺、清水寺、善光寺、柴又帝釈天、山寺、三徳山三仏寺、那谷寺
が紹介されていました。

ここで三仏寺を知りました。鳥取県で唯一の国宝建築物。
雨が降ると登れない。冬は登れない。頭の中に妄想が広がってきます。

訪れたのは2007年の夏です。
倉吉に宿泊し、バスで三徳山に向かいました。

全景図です。
MITOKU01.JPG

登山受付
MITOKU02.JPG
本に書いてある通り、靴の底を確認されます。
登山届を出し、輪架裟(わげさ)を貰います。

そして、入口へ。
MITOKU03.JPG
出だしはきれいな橋があってお堂の裏庭という感じですが、ほどなく山登りが始まります。

岩場
MITOKU04.JPG

木の根
MITOKU05.JPG
けっこうズルズルとすべて、手も、服も、埃まみれになって登って行きます。

途中に文殊堂、地蔵堂があります。
MITOKU06.JPG
これがどちらだったかは、わかりません。

どちらも写真のように、崖からせり出すように立っていて、建物を囲む縁側の下は、崖です。
自然と建物伝いにへっぴり越しで廻ることになります。
しかし縁側に座って、青空と緑を眺めていると、すがすがしい気分になります。

もっと建物の様子がわかる写真を撮っておけばよかったのですが、それこそ登るのに必死です。

さらに登ると、鐘楼堂があります。
MITOKU07.JPG

ここから、壁伝いに進むような感じになり、現れるのが、観音堂。
MITOKU08.JPG

そして最後に視界が広がったときに、突然現れるのが「投入れ堂」
MITOKU09.JPG
役行者が投入れた言われています。

絶妙なバランス。
しばし見とれる美しい建造物ですが、びしょぬれのTシャツとアンバランス。

ちょっとアップ。
MITOKU10.JPG

登ってしまったら、降りるしかない。
来た道を振り返り、坂道を滑りながら、下山しました。

降りたお堂のところで、無料でお茶を出していただき、あまりのおいしさに三杯飲んでしまいました。

「一度は行ってみたい」にふさわしく、行って見ないとわからない。
機会がれば是非訪れてください。
nice!(29)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

岩泉線、龍泉洞 [ローカル線]

JR岩泉線;2010年7月、押角~岩手大川駅間で発生した土砂崩壊の影響で運転を見合わせています。
龍泉洞という鍾乳洞があるらしい、そこには秘境を走ると言われる岩泉線が通じている。
これは行ってみないと!と、2007年の夏に出撃。

岩泉線は本数が少なく、朝一番の岩泉行きには乗るには、近くまでいかないと間に合わないので、前日の旅の終わりを宮古にしました。

朝の宮古駅
Iwaizumi01.JPG
静かな朝です。震災後のいまはどうなっているのでしょう。

宮古からJR山田線で、茂一へ向かいます。
この山田線が、川沿いを走り、なかなか景色がよい。
この次は山田線の車窓を楽しみに行ってもいいかなという感じでした。

茂一駅
Iwaizumi02.JPG
キハ52 149と書いてあります。
いわゆる国鉄色ですね。

ディーゼル車でのんびりと山の中を進んでいきます。
途中で列車と駅を写真に収めるひとが何人かおられ、この路線の人気が伺えました。

JR岩泉線終点
Iwaizumi03.JPG
岩泉駅。終着駅の代表として、よく雑誌に乗っていましたが、思った以上に普通の駅でした。
駅まわりも秘境という感じはない。

ここからはバスで龍泉洞を目指します。
Iwaizumi04.JPG
洞窟入口の前を川が流れていて風情があります。

いざ、鍾乳洞へ!
Iwaizumi05.JPG
夏にも関わらず、洞内はひんやりとしています。

地底湖、龍泉洞の特長ですね。
Iwaizumi06.JPG
コバルトブルーの神秘的な水

洞窟から出た後は、川沿いを探索
Iwaizumi07.JPG

そして休憩
Iwaizumi08.JPG

帰りはバスに乗って三陸鉄道の小本に出ました。

高原の旅(小海線、しなの鉄道) [ローカル線]

2004年の夏、クーラーの効いた本屋で立ち読みした雑誌に誘われて高原の旅に出かけました。

中央本線に乗り、信州方面を目指します。
ローカル線はがらがらなのかと思っていたら、重装備の年配登山家の御一行が。
さらに、合宿に向かうと思われる学生軍団も加わりにぎやかな車内です。

中央本線の車窓から早朝の山々を眺めながら笹子トンネルを越えると、甲府です。
甲府から松本行きに乗り換ると、車内に人もまばらで、八ヶ岳が良く見えました。

小淵沢で下車。
koumi01.JPG
最高の青空、旅の気分全開です。

小淵沢から小海線に乗り、野辺山へ。
大学生のころ研究室の仲間とJR最高地点を訪れ、写真を撮った記憶があります。
しばらく駅周りを探索して、再び小海線に。
最初は、緑の景色に見とれてましたが、さすがに長い。居眠りです。

小諸到着。目指すは懐古園。
koumi02.JPG
三の門

懐古園は、小諸城址であり、城下町より低い穴城とのことです。

koumi03.JPG
内部は、石垣と緑が広がっています。

koumi04.JPG

奥の物見台までいくと、崖下に緑が広がり、昔ここが城だったのかぁと思います。

koumi05.JPG
小諸駅です。
新幹線が佐久へ迂回したため随分寂れてしまったという話を聞きました。
あれから7年、どうなっているのでしょうか。

小諸から、しなの鉄道に乗り、軽井沢に移動しました。

軽井沢駅前をうろうろしていると、懐かしい「峠の釜めし」が。
峠の釜めし本舗おぎのや軽井沢駅前店。

koumi06.JPG

熱い夏の午後、静かな店内で頂き釜めしは美味しゅうございました。

随分昔、仕事で坂城に通ったことがあります。
上野から信越線の特急に乗り、異様な姿で圧倒する榛名山を見ながら、軽井沢へ向かうときに駅弁を買っていました。

軽井沢の駅前でサイクリング車を借り、急いで軽井沢散策。

旧三笠ホテル
koumi07.JPG
あまりに定番ですが、やはりここに来ないと。

雲場池
koumi08.JPG
はじめて訪れました。

急ぎ足の軽井沢探索を終え、バスで碓井峠越え。
確か、軽井沢駅→横川駅が、¥500、30分ちょっと。
夕暮れ迫る横川駅から、信越線で高崎に向かうころには、一日の旅も終りです。

のんびり旅をはじめたころを懐かしい思い出です。
nice!(19)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

穂高神社 [神社]

信州、安曇野、穂高、爽やかな響きです。
20年くらい前に、「ラブストーリーを君に」という映画を見に行きました。
中学生だった後藤久美子と、大学生だった仲村トオル主演。
後藤久美子の母親役の佐藤友美がきれいでした。

劇中に穂高駅が登場し、実際に自分でも行ってみました。
まだ、硬券の記念入場券を売っていた時代です。

ときは流れ、2007年の夏に家族で恒例の長野旅行をしたときに穂高によりました。
懐かしき穂高駅のすぐそばに穂高神社(ほたかじんじゃ)があります。

HODAKA02.JPG
境内入口

HODAKA01.JPG
神楽殿越しに見た拝殿

夏の日の午後、熱いですが、木陰は少し涼しい。
神社は癒され、家族も穏やかな顔をしています。

次に訪れる機会があれば、自転車を借りて、安曇野を散策したいと思います。

nice!(20)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。